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川崎Fにとってこの準決勝は二つの意味でリベンジとなる。
その一つ目は、横浜FMに対してのもの。今季ここまでのリーグ戦の中で川崎Fが同一カード2連敗を喫したのは横浜FMのみ。アウェイでもホームでも勝つことができなかった悔しさを選手たちは忘れていない。
「リーグ戦でも負けているし、借りを返すという意味ではいい相手だと思う」と述べるのは黒津勝。リーグ戦では2試合とも1点をリードされた終盤に途中出場。しかし得点を期待されながらも結果を残せず。そうした自身のプレーも含めて、横浜FM戦に対する思いは強い。
一方、思いの強さは必要だが、冷静にと話すのは中村憲剛である。「マリノスに勝てていないし、でも熱くなりすぎてもだめ。冷静にやりたいです」と横浜FMとの対戦を見据えた。この中村は、首の負傷の影響もあってアウェイでのリーグ戦1試合目をスタンドから見守るしかなかったという経験をしている。人一倍チームへの責任感の強い選手だけに、出場できずに迷惑をかけたという気持ちを持っているのは間違いない。そうした熱い思いを、冷静にプレーで表現する姿に期待したいところだ。
そしてもう一つのリベンジが、ナビスコカップ準決勝に対してのもの。川崎Fサポーターなら誰もが心に刻みつけた悔しさややるせなさ。それが昨季のナビスコカップ準決勝の千葉との激闘とその悲劇的な結末だった。ホームアンドアウエイの2試合を通じて壮絶な点の取り合いを繰り広げた川崎Fは、延長後半の試合終了間際にPKを与え、そしてトーナメントから敗退した。
「去年もタイトルをとりたかったし、準決勝にかけているところはあった。だからこそあの悔しさは覚えている。心に刻んでいます。1年ぶりに同じ舞台に立てる」と話すのは佐原秀樹。昨季の千葉との激闘をより印象深いものとしたのが、この佐原とストヤノフの闘志あふれる激しいやりとりだった。そしてこの試合にかけていたという佐原は、敗退が決まった試合後に、うっすらと涙を浮かべるほどだった。
実は川崎Fは、この大事な準決勝の初戦で、寺田周平を累積警告によって欠く事となっている。その寺田の穴を埋めることになりそうなのが、佐原である。巡り合わせの妙を感じざるを得ないが、その佐原は「ナビスコの思いは、ナビスコでしか返せない。勝ちたいですね」と静かに闘志を見せていた。
リベンジの達成と決勝進出を目指す川崎Fだが、リーグ戦で3連敗中とはいえ横浜FMは決して侮ってはならない相手である。もちろんそれは選手が一番わかっていることで、微塵も油断はないとは思うが、ホームでの第二戦につなげるためにもアウェイゴールを是非奪いたいところだ。タイトル奪取を目指してスタートした今季だが、それと同時に1年越しの思いは通じるのか。180分間の厳しいであろう戦いが始まる。
以上
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2007.10.09 Reported by 江藤高志