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【J1:第28節 F東京 vs 横浜FM】レポート:F東京が途中出場の平山&石川の活躍で嬉しいホーム連勝を飾る!(07.10.07)

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10月6日(土) 2007 J1リーグ戦 第28節
F東京 2 - 1 横浜FM (14:04/味スタ/21,939人)
得点者:47' 山瀬幸宏(横浜FM)、66' 平山相太(F東京)、84' 石川直宏(F東京)

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3連休の初日、味の素スタジアム上空は青空に包まれた。14時キックオフとあって試合前の時間はちょうど昼食どき、スタジアム前で開催されたフードコートのまわりには行列ができたり、試合前には55歳以上で構成されたチームのフットサル大会が開催されたりと、それぞれに試合前の時間を楽しみつつ、キックオフを心待ちにしていた。

F東京は、GK塩田、DF伊野波、藤山、茂庭、金沢、MFは今野と福西のダブルボランチ、右サイドリチェーリ、左サイドに鈴木規郎、FWルーカス、赤嶺というスタメン。後半16分には赤嶺に代えて平山を、26分には福西に代えて浅利を投入。そして32分にはリチェーリに代えて石川を投入した原監督。
一方の横浜FMは、GK榎本、DF那須、中澤、栗原、小宮山、MF河合、山瀬功治、山瀬幸宏、清水、FW大島と坂田。後半最初から、小宮山に代え田中隼磨を投入。右サイドバックに田中、小宮山のいた左サイドバックには那須が入る。後半32分坂田に代えてマルケス、36分には山瀬幸宏に代えて乾を投入した早野監督。

前半は、ともに9本(F東京)と8本(横浜FM)のシュートを放つも0-0。スコアレスドローでむかえた後半、立ち上がりに試合は動いた。後半頭から投入された田中隼磨から山瀬功治、山瀬幸宏とつなぎ、横浜FMが先制したのは後半わずかに2分のことだった。
しかし失点したF東京も、21分、リチェーリからのクロスに中央の平山が頭で競り勝ち、ヘディングシュートを決める。「監督からいつもアドバイスをもらっているように出来た。それが嬉しくって」…と平山は、ゴールの瞬間、気持ちを込めたガッツポーズを見せる。

続いてビッグチャンスをつかんだのは横浜FM。しかし、25分の山瀬功治のFKはGK塩田がはじき、その直後のCKも冷静にキャッチ、横浜FMに追加点を許さない。対するF東京も37分、平山からのボールに石川が滑り込むもシュートをはずす。しかし「あのチャンスを決めなかったから、絶対に決めたいってより強く思った」という石川に、その直後の39分、もう一度チャンスがやってくる。

左の鈴木がゴールを狙いにかかると、横浜FMのGK榎本がペナルティエリアの外に出てそれに対応。しかしクリアしきれず、鈴木からボールを受けた石川が冷静にボールをコントロールして、キーパーが不在のゴールへとシュートを決め、2−1と逆転。

試合終了後、20,000人を越えるサポーターの前で喜びの声を響かせたのはF東京だった。試合を決定付けたのは、途中投入されたこの二人。「いつもより時間は長いから、しっかり仕事して来いと監督に言われて入りました」と、ヘディングシュートを決めた平山と、「いろいろな思いがあった試合です。そういう気持ちがありすぎて(前夜)その気持ちを抑えるのがやっとだった」という石川。

途中投入されたこの二人は、しっかりと原監督の期待にこたえ、ゴール前で大きな仕事をしてみせた。更に石川は試合後のお立ち台で、「1-1で(自分が)ゴールするシーンをイメージしたら寝られなくなりました」というエピソードを明かした。自然とそのシーンが浮かんだことに「不思議ですけど、自然とそのシーンが頭に浮かんだんです」と笑顔を見せた。それと同時に、自身が2年前のちょうどこの日手術をうけ、リハビリ生活を送っていたことなども思い出し、今、チームでリハビリ生活をおくっている選手たちに向けた言葉も口にした。

ゴールを決めた二人とともに、「いつもベンチはベンチで自分たちの役割をこなしている。今日は(平山)相太と(石川)直が決めてくれて嬉しかった」と、同じく途中投入された浅利も“らしさ”でチームに貢献。「ベンチにはベンチの仕事がある(浅利)」と胸を張った。

一方の横浜FMは、「メンバーを代え後半1点とって、2点、3点と取れるチャンスで追い討ちをかけられなかった。また、最近はやってはいけないことをやりすぎる傾向があると思う。1失点目のシーンも大島がシュートで終わっていれば何も問題はなかったし、2本目はもう信じられないような状況だった。ただこれは現実なので、今回やったことを次にしないということで、やり方は変えずやっていきたい」と振り返った早野監督。「1点をとって、問題は点をとった後の試合展開。気持ちの部分もあったのかもしれない」という中澤。4日後に控えるヤマザキナビスコカップ準決勝に向けて「気持ちを切り替えないと」とスタジアムを後にした。

勝ち点3を手にしたF東京は、これでチームJ1通算100勝。ホーム通算200ゴールは平山が挙げた。「なかなかホームで勝てなかった(原監督)」流れを断ち切り、味スタ連勝。ここから「これを続けていきたい(藤山)」。

以上
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