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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【第86回天皇杯準々決勝 G大阪 vs 横浜FM】先制される展開も、追い付き、逆転でG大阪が快勝。準決勝はJ2で唯一残った札幌と対戦!(06.12.23)

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●第86回天皇杯準々決勝
12/23(土)15:04/神戸ユ/9,044人
G大阪 3-1 横浜FM
得点:2'坂田大輔(横浜FM)8'播戸竜二(G大阪)69'家長昭博(G大阪)76'マグノアウベス(G大阪)
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G大阪にとっては、昨年敗れた準々決勝の舞台。あの時味わった悔しさ、同じ轍を踏む訳にはいかなかった。ACL、ヤマザキナビスコカップ、Jリーグと1つもタイトルを穫れなかった悔しさを、今季最後の試合となるこの天皇杯で晴らすんだという思いで結束し、この2週間、準備をしてきた。もちろん、今季限りでチームを去ることが決定した宮本を気持ちよく送り出すんだという意識も、そういった選手たちの結束に拍車をかけたことは言うまでもない。

だが、立ち上がりにいきなりの失点。2分。横浜FMのFW大島のパスに反応したFW坂田がG大阪DFの連携ミスを突く形で前線に抜けてゴール。「これで目が覚めた部分はあったのかもしれない(G大阪・西野監督)」が、ビハインドを負った戦いを余儀なくされてしまう。
とはいえ、先にも書いたように、今日で終わるわけにはいかないという思いで結束したG大阪は8分。FWマグノ アウベスのスルーパスに反応したFW播戸が落ち着いて流し込み同点。あっという間に試合を振り出しに戻す。以降は、引き気味となった横浜FMを相手にG大阪が支配率を高めるものの、ゴール前に何度も詰め寄りながら、横浜FMの堅守を前にチャンスを作りきれない。ただ今日のG大阪は西野監督が「落ち着いてゲームをコントロールして戦えた」と振り返ったように、慌てない。攻守にバランスを取りながらチャンスをうかがう姿勢を貫き通し、イーブンながら前半は、精神的に優位な状況で折り返す。

後半は立ち上がりこそややリズムを崩し、そこを横浜FMに突かれたことでやや慌てるシーンもあったものの、55分過ぎから前半同様、攻守にバランスの取れた戦いを展開。中盤を含めてしっかりプレスをかけることで相手の攻撃に自由さを与えず、攻撃においてはMF遠藤を中心にした組み立てを続ける。追加点は69分。前半は左サイドからの突破が少なく「後半はいい状態で突破をして相手に脅威を与えろ!」と西野監督のゲキを受けていたMF家長が、その言葉通りに左サイドをえぐり、そのままドリブルで持ち込んでゴール。右ポストに当てながらも泥臭く決めた家長のゴールに、G大阪は更なる勢いを見せる。
試合を決定づける3点目を奪ったのはFWマグノ アウベス。この日は再三にわたるゴールチャンスを外していたFWマグノ アウベスだったが、76分。MF遠藤からのドンピシャの縦へのクロスを受けて放ったシュートは、枠の中へ。これで横浜FMの勢いを完全に消し去ったG大阪は、以降も攻守にバランスの取れた危なげない試合運びを見せ、3-1で試合修了。札幌との準決勝へと駒を進めた。

試合後、関西ラストゲームとなるDF宮本がサポーターにうながされ、サポーター持参の拡声器を自ら手に持って挨拶。スタンドから『5』のフラッグを掲げて熱い声援を送っていたG大阪サポーターに応えると、スタンドから再び宮本コール。それに対し「必ず決勝まで行って優勝カップを掲げる」と、改めて『天皇杯』への決意を語った。そんな宮本とともに、G大阪は2年ぶり6度目となる準決勝で、初突破を新たなターゲットに定め、元日・国立に向けて邁進する。


以上

2006.12.23 Reported by 高村美砂

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準決勝試合予定  
●2006年12月29日(金)
13:00 G大阪 vs 札幌 静岡
15:00 浦 和 vs 鹿島 国立

以上
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