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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【第86回天皇杯準々決勝 浦和vs磐田】小野2ゴール!2点差を逆転した浦和、PK戦の末に磐田を下して4強入り(06.12.23)

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第86回天皇杯準々決勝
12/23(土)13:03/埼玉/27,242人
浦和 3-3(PK10-9) 磐田
得点:31'前田遼一(磐田)46'福西崇史(磐田)54'永井雄一郎(浦和)63'小野伸二(浦和)80'小野伸二(浦和)81'犬塚友輔(磐田)
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天皇杯準々決勝、埼玉での浦和 vs 磐田の一戦は、延長戦を戦っても決着することなく、PK戦の末に浦和が辛うじて勝利を収め、ベスト4進出を決めた。

5回戦の福岡戦同様、この日も苦しんだ2006Jリーグ王者にして、天皇杯連覇をねらう浦和。序盤からプレスの甘さを突かれ、磐田にペースを握られると、31分に先制点を喫し、前半を0-1とリードされて折り返す。さらに後半開始早々にもゴールを割られ、2点のビハインドを背負ってしまうことに。だが、そこから粘りを見せ、54分に永井のゴールで1点を返すと、途中出場の小野も2ゴールと気を吐き3-2と逆転。その直後に磐田に1点を返され同点のまま120分を終えるも、縺れにもつれたPK戦を10-9と制した。

浦和にとって苦戦の原因はいくつかあったが、とりわけワシントン(心臓病検査のためブラジルへ帰国)、闘莉王(家族の結婚式出席のためブラジルへ帰国)、三都主(レッドブル・ザルツブルクへの期限付き移籍が決定しチームしたためすでにチームを離脱)、ネネ(昨夜、体調を崩し急遽欠場へ)と主力がごっそり抜けたことは大きかった。代わって出場した永井、相馬、内舘、細貝の健闘はあったものの、その穴はやはり埋め切れず。加えて、この1週間は優勝パレード、「Jリーグ・アウォーズ」とイベントが続いたことで疲れが出てか、とくに前半、その動きは全体的に精彩を欠いた。
それでも、後半は右サイドの平川に代わってトップ下に入った小野が、いつにない攻撃性を発揮し、2ゴールの活躍を見せ、チームに流れを引き寄せた。「負けていたことでやることがはっきりした。頭がすっきりして、ゴールをねらうことだけを考えていた。ある程度は(鈴木)啓太と長谷部に守備を任せ、攻撃に専念した」(小野/浦和)。その言葉どおり、度々ゴール前に顔を出すと、63分に右クロスを頭で押し込み、80分には山田、ポンテと渡ってきたボールをループで磐田GK佐藤の頭上を抜いた。
また、磐田のアジウソン監督が「後半は小野が入って浦和のパスワークがよくなったと思う。また、右サイドでは山田にいい仕事をされてしまった」と振り返ったとおり、小野の投入によって後半は右サイドにポジションを移した山田も終盤は徐々に存在感を発揮し、攻撃を活性化した。

一方の磐田は序盤、出足で上回り31分に前田、46分に福西が決めて2点をリードしたまではよかったが、「リードしたあとの試合運びが悪かった」(福西)。浦和に1点を返されると、その後は中途半端な戦い方が目立ち、船谷、大井、カレンらを投入したが大きな効果はなかった。
迎えたPK戦では、GK佐藤が浦和4人目のキッカー酒井のシュートを1度はストップしたものの、ボールを蹴る前に動いたとしてやり直しとなる不運も。最後はキッカー全員が決めた浦和に対し、10人目の犬塚がゴール左に外してしまい力尽きた。

PK戦に入ってからは、ホームの埼玉スタジアムで戦えた浦和が俄然優位に立ったように見えた。これで準決勝進出を決めた浦和は29日に鹿島と顔を合わせることになった。


以上

2006.12.23 Reported by 栗原正夫

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準決勝試合予定  
●2006年12月29日(金)
13:00 G大阪 vs 札幌 静岡
15:00 浦 和 vs 鹿島 国立

以上
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