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【J1:第24節 横浜FM vs 名古屋 プレビュー】気持ちを切り替えて、残り試合を全力で臨む横浜FM。速攻&遅攻の使い分けで好調の名古屋を封じ込めるか。(06.09.22)

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9月23日(土)J1 第24節 横浜FM vs 名古屋(15:00KICK OFF/日産ス)
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「切ないシーズンになりそうですね」と、地元紙のF・マリノス番記者は悔しさを噛み殺しつつ帰路についた。20日、日産スタジアム。ヤマザキナビスコカップ準決勝は2戦を消化して、アウェイゴール差で鹿島アントラーズが決勝に進出。苦しいシーズンを戦ってきた横浜F・マリノスは、どうしても欲しかったタイトルへの道を閉ざされてしまった。

 今年の横浜FMはここまで、まさに厳しいシーズンを戦ってきている。開幕4連勝から一転、チームは迷走。リーグ戦で勝ちきれない展開が続き、8月23日の大宮戦後には、ついに岡田武史監督が辞任。終盤の混戦が予想されるJ1だけに、逆転優勝も目論んでいたが、首位・G大阪との勝点差も「20」にまで広がってしまった。

 浮上のきっかけとしたかったヤマザキナビスコカップ。ファイナル進出は今シーズンからの新方式『アウェイゴール』によって阻まれたが、20日のホーム鹿島戦は終始、ゲームを支配した。2点目を松田直樹の泥臭いゴールで奪い、3点目もガムシャラに狙い続けた。チーム一丸となった戦いに、サポーターたちも酔いしれたはず。だが、あと一歩及ばなかった悔しさ、徒労感から、試合後は選手たちの目もうつろに映っていた。

「Jカップは準決勝で敗れ、リーグも中位。去年とまったく同じ状況だけど、去年はそこからモチベーションを高くして戦えた」と、田中隼磨は気持ちを切り替える。「貴史さん(水沼監督)を胴上げしたかったね」。松田キャプテンも、「来年(胴上げを)実現するためにも、今年は上位に食い込まねば」と闘志を奮い立たせていた。

 激戦から中2日、23日にはリーグ戦が再開する。横浜FMはホームに、名古屋グランパスエイトを迎える。横浜FM(勝点32の8位)同様、今シーズンは中位に甘んじる名古屋(勝点28の11位)。降格圏外には抜けたであろうが、優勝戦線からは程遠いだけに、モチベーションの再構築が難しい。

 7月26日の大宮戦以降、3バックにシステム変更し、内容に結果がついてきた名古屋。第15節から18節まで4連勝。その後、4試合は勝ちに恵まれなかったが、前節の新潟戦は3-1と快勝した。ボランチの藤田俊哉、金正友が連係し、新潟のDFラインが下がりすぎたこともあり、空いたスペースを自由に支配した。フェルフォーセン監督が口にする「テンポの使い分け」―― 速攻、遅攻の組み合わせが、非常にうまくいっているのが、名古屋好調の要因だ。そのキーマンは、中盤の底で攻守の調整役を務めるベテラン・藤田の存在だろう。藤田と金がつくりだすスペースに、本田圭佑、ヨンセン、さらには成長著しい杉本恵太らが飛び出していく。横浜FMは上野良治、河合竜二のダブルボランチが、危険なスペースを潰していけるかが、勝負のカギとなるだろう。

 前節・福岡戦の一発退場から久保竜彦が出場できない横浜FMだが、エースの不在も補って余りある“チーム力”は試合毎に強さを増している。久保を退場に追い込んだ執拗なマークにも冷静に対応し、福岡DFを置き去りにし、スーパーゴールを決めた坂田大輔を例に挙げるまでもなく、チームは着実にたくましくなっている。一方で、セットプレーで一瞬のスキをつくってしまう課題点は残るが、鹿島戦で見せた“最後まであきらめない”戦いをコンスタントに続けていければ、台風の目となり得る可能性は十分にある。

以上

2006.09.22 Reported by 近藤泰秀(インサイド)
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