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【J2:第41節 徳島 vs 柏 プレビュー】徳島にとっては『守備におけるマーク』の徹底が全ての一戦。首位返り咲きを目論む柏相手にどこまで戦えるか。(06.09.22)

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9月23日(土)J2 第41節 徳島 vs 柏(19:00KICK OFF/鳴門)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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前々節、前節の敗戦で3連敗となってしまった徳島。これで6試合に渡り勝ち星から遠ざかっている。その結果には、「わずか1勝しか挙げられなかった第3クールの元気のなさをそのまま第4クールでも引きずっていくのか」と誰もが思うことだろう。

しかし、結果とは別の視点で見れば、ここ2試合の敗戦はチームの特徴と問題が顕著に現れた意味のある戦いであったとも考えられる。
前々節の仙台戦では31分に、前節の神戸戦では4分に、徳島はそれぞれ先制点を挙げている。前半の早い時間帯にリズムを掴むのが得意であることをハッキリ示したと言えるだろう。これはチームが今後の戦いにおいて活かしていくべき大切な部分だ。負けはしたが、それを確認できたことは収穫と捉えていい。
が、それに対してチームが抱える問題も同時にくっきりと浮かび上がった。『守備におけるマーク』である。それは、今節を迎えるにあたって必ず解決しておかなければならないほど深刻なものと言えよう。

逆転されたこの2戦の失点場面を思い返すと、その多くが全くと言っていいほど同じような状況の中で奪われていることに辿り着く。その状況とは、相手のクロスである。仙台戦の1、2失点目、神戸戦の1、2失点目、これら全てがクロスボールから喫したものなのだ。上げられたクロスに対し、中央を固める守備陣がボールウォッチャーとなってしまった結果、マークを見失ってしまいゴールを決められてしまったのは明らか。集中力も含め、甘さがあったことは否めない。もう一度チームとしても選手個々にもやり直さなければ、今節対する相手は柏だけに大量失点も覚悟しなければならないだろう。

ただ裏を返せば、常にマークをしっかりとケアし、それによって失点を防げたなら、徳島は序盤に掴んだリズムを継続して持ち続けることも可能と言える。そして、自分たちのサッカーをしつつチャンスをうかがうことが出来たならば、きっと試合展開もこれまでとは変わり、勝利への糸口も見えてくるに違いない。しかも、首位への返り咲きを果たすため、柏が自慢の攻撃力にまかせて押し込んでくることは容易に想像できる。となれば、得点を与えず焦りを誘うことが勝利への第一歩。そう考えれば、いやが上にも『守備におけるマーク』の重要性はいっそう高まり、それこそが今節の勝敗を分ける最も大きな要素になると言えよう。
事実、22節に同じく柏と対戦した時にはそれが実践できた結果として勝利(1-0)を得ている。徳島としては戦い方においても結果においてもその再現を狙うだけだ。

とは言え、柏とすれば、激化する昇格争いの真只中で最下位・徳島につまづくわけにはいかない。2節以降ずっと守り続けてきた首位を38、39節の連敗によって神戸に明け渡した今、これ以上後退することなど許されないはずだ。得点源であるディエゴを前節に引き続き出場停止で欠くことは確かに痛いが、改めての首位奪取に向かう今、チームのモチベーションが低いわけはない。ただ勝利するだけでなく、得失点差のことを考えて大量得点をも狙うだろう。

徳島は、最下位に沈んだままシーズンを終えることを避けるためにとにかく1つでも多くの勝利が欲しい。柏は念願のJ1復帰に向けて一戦一戦勝利を積み重ねていかなくてはならない。
どちらにとっても一歩も引けない戦いとなる。

以上

2006.09.22 Reported by 松下 英樹
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