9月20日(水)ヤマザキナビスコカップ 千葉 vs 川崎F(19:00KICK OFF/フクアリ)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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先日の準決勝第一戦の試合終了後に事件は起きた。
最後のFKの場面でストヤノフともつれ合った佐原秀樹に一発レッド。試合中の小競り合いなどもあってイヤな雰囲気で試合を終えることとなる。佐原に対しては、後日2試合の出場停止処分が科せられたが、リーグ戦で消化したことでこの準決勝第2戦には間に合うこととなった。事件の当事者となった佐原は「チャンスをもらえればやりたいですね」と述べている。
そこで川崎Fのセンターバック事情である。23節の磐田戦において、右足ふくらはぎの肉離れから寺田周平が復帰。ただ、まだまだ本来の動きから見れば100%とは言えない状態であり、不安は残る。2試合をスタンド観戦した佐原は100%のコンディションを維持しており、臨戦態勢にある。ここに経験豊富な米山篤志を加えた3選手によって、センターバックのポジションが争われることとなる。関塚監督がどのような判断を下すのか、まずは見どころとなる。
一方、試合中の小競り合いで決勝トーナメントに入って2枚目となるイエローカードをもらった谷口博之は、これで心おきなくU21日本代表合宿へと参加できることとなった。練習前に「おめでとう」と声をかけたが、微妙な表情だったのが印象的だった。
そこで川崎Fのボランチ事情である。23節の磐田戦をベンチからスタートさせて温存させた中村憲剛は当確としても、そこに誰を組ませるのかは試合を左右する大きな分岐点となる。最有力となるのは原田拓だが、寺田をフォアリベロとして起用するプランも十分な可能性を持っている。磐田戦では中村がトップ下に入ることで相手守備陣にプレッシャーをかけることに成功。そういう意味で、完全にタテイチの関係を作る事を考えればより守備的な役割を全うできる松下裕樹の起用もありえる。選手個々が豊富な運動量で相手チームを攪乱する千葉の戦術を考えれば、中盤にだれを起用してくるのかは非常に重要なポイントである。
前回の等々力での対戦では、一旦は逆転を許しながらも後半ロスタイムにコーナーキックから同点ゴールが決まり、とにかく勝てば決勝進出という状況を作り出すことに川崎Fは成功している。アウェイゴールを2点献上してはいるが、それよりも「勝てばいい」という状況に意味がある。
勝てば2000年以来の決勝進出となる川崎Fは、土壇場でどんな試合を見せてくれるのか。守備陣に話を聞くと、自チームに対する得点力には全幅の信頼を置いており、激しい点の取り合いも想定済みだ。実力は拮抗しているが、そんな試合で試合結果を左右するのは勝ちたい気持ちの強さである。川崎Fのチームとしての真価が問われる大一番を迎える。
以上
2006.09.19 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
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