9月20日(水)ヤマザキナビスコカップ 千葉 vs 川崎F(19:00KICK OFF/フクアリ)
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はっきり言って、現在の千葉のチーム状態はよくない。16日のリーグ戦第23節は、第22節終了時で最下位のC大阪が相手だったが、MFクルプニコビッチのゴールで先制しながらも逆転負け。これでリーグ戦は2002年10月以来の3連敗となった。しかも、過去には市原臨海競技場で不敗記録を作り、強さが目立っていたホームゲームでも、ワールドカップによるリーグ戦の中断期間が明け、アマルオシム監督就任後は5連敗という状況だ。
だが、そんな中でもリーグ戦第23節での好材料は、シュートで終わろうとする意識が上がったことだろう。最近の千葉は、最後尾からチームを見ているGK岡本昌弘が「シュートを打てるところで、シュートではなく何か一つしようっていうプレーが多いのかなぁ」と話すように、相手チームよりもシュート数が少ない試合が多かった。押し気味の展開でもシュートで終われずにボールを奪われ、カウンター攻撃を受けてピンチを招くことも少なくなかったのだ。だが、リーグ戦第23節はシュート6本で3得点のC大阪と比較するとシュート決定力では落ちるが、17本のシュート(2得点)を放った。MF阿部勇樹を中心に「シュートをどんどん打っていこう」と話し合った成果が出たといえる。
逆に、問題なのは守備時のマークミスだ。GK櫛野亮が左手首を手術して戦列を離れたのに加え、GK立石智紀が右手の指を傷めたため、リーグ戦第22節からは試合経験の少ない岡本がゴールマウスを守っている。また、リーグ戦第22節と第23節はDFストヤノフが累積警告で出場停止だった。だが、失点の多さは守備陣だけの問題ではない。チーム全体の相手のマークに緩みが見られ、選手個々が役割を果たせていない。DFがFWの動きにつききれないだけでなく、2列目以降の選手の飛び出しに対応できず、相手に簡単にパスを出させてしまう守備ならば、勝点3どころか勝点1を失う試合が続くのも当然だ。
ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦では、ストヤノフのスタメン復帰が濃厚だ。だが、リーグ戦第23節では3−4で磐田に敗れたとはいえ、川崎Fの爆発的な攻撃力は健在。川崎FはMF谷口博之が累積警告で出場停止のため、代わりにMF原田拓がボランチに入ることが予想される。だが、川崎Fに1−2で敗れたリーグ戦第21節を振り返ればわかるように、千葉の勝利には中盤での主導権争いを制することが必須条件となる。
ヤマザキナビスコカップ準決勝第1戦を2−2で引き分けた千葉は、アウェイゴールのルールで勝利もしくは1−1の引き分けならば、その時点で決勝進出となる。だが、千葉には引き分け狙いで戦える実力はないし、川崎Fは引き分け狙いの戦いが通用する相手ではない。好調時の千葉はチーム全体が美しく連動した攻撃で点を取った。だが、今は形などどうでもいい。どんなにぶざまでもいいから貪欲にゴールを奪い、決勝に進出することが重要だ。何よりもそれがチーム状態を好転させ、今後につながる特効薬になるのだから。
以上
2006.09.19 Reported by 赤沼 圭子
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