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【J1:第19節 京都 vs C大阪 レポート】負けられない京都、C大阪の大久保のゴールで先手を取られながらも最後まで粘りを見せ、執念のドローに持ち込む。(06.08.24)

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8月23日(水) 2006 J1リーグ戦 第19節
京都 4 - 4 C大阪 (19:04/西京極/11,291人)
得点者:'9 松田正俊(京都)、'30 古橋達弥(C大阪)、'46 大久保嘉人(C大阪)、'54 パウリーニョ(京都)、'71 藤本康太(C大阪)、'73 手島和希(京都)、'87 大久保嘉人(C大阪)、'89 手島和希(京都)
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京阪ダービー第2弾、壮絶な打ち合いを展開した試合は、お互い痛み分けとなった。アンドレが負傷で欠場した京都、大久保、名波をベンチスタートとしたC大阪。最初に試合を動かしたのは京都だった。

9分、12節の大分戦以来の先発出場となる松田が中払のクロスに右足を合わせて先制点をたたき出した。アンドレの穴を埋める松田のゴールで波に乗る京都。早いアプローチで相手の攻撃を長いボール中心の攻撃に限定させると、コンパクトに保たれたDFラインが森島の飛び出しにも対応し、C大阪に攻撃の形を作らせなかった。
「前半30分までは非常にいいゲーム内容」(柱谷監督)と語る通りC大阪の反撃は30分。ゾーンディフェンスの京都に的を絞らせない細いつなぎを展開すると、左にいた河村からマークを外した古橋へ。古橋がドリブルからシュートを放つとボールは京都ゴールを揺らし同点。

一進一退の攻防の中、C大阪は40分に徳重に代えて大久保を投入した。「流れを変えたかった」と決断した塚田監督に大久保は後半開始そうそうに応える。46分、河村からのクロスにディフェンスラインの裏に入り込んでボールをトラップすると逆転ゴールを流し込んだ。エースの復活ゴールで波に乗るC大阪。

対する京都もエース・パウリーニョが意地を見せる。54分、自分が倒され得たゴール正面のFKをGKのミスを誘うグラウンダーのシュートを決め同点に追いつく。すると、C大阪は森島に代えて名波を投入し、名波を起点に攻撃を組み立てる。京都はパウリーニョがバーに当たったシュートのこぼれを外し、松田がキーパーをかわすものの体勢を崩し外すなど追加点を奪えず流れはC大阪に傾く。71分、名波からペナルティエリア左に飛び出した西澤にボールが渡る。西澤のクロスに藤本が頭で押し込みC大阪再び突き放す。しかしその2分後、今度は京都。斉藤がつなぎ角田のクロスに手島が頭で合わせて再び同点に。

両チームとも勝点3のために打ち合いの攻撃を繰り返す。そして87分、左サイドで古橋が名波に下げると、名波が中央に走りこんでいく大久保にピンポイントクロス。京都DFの一瞬の隙をついて大久保が頭で三度目のリードを奪う。ロスタイムに突入。これで勝負ありと思われたが、京都は右CKから手島が今日2ゴール目を叩き込み執念で同点に。そしてタイムアップ。

お互いに打ち合った試合は、京都が最後まで粘りを見せドローに持ち込み勝点1を重ねることができた。しかし、守備の建て直し、決定力と課題は残ったまま。中3日で横浜FMとの一戦を迎える。降格圏脱出への戦いは始まったばかりだ。

以上

2006.08.24 Reported by 武田賢宗
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