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【J1:第18節 鹿島 vs 浦和 プレビュー】優勝争い本格参戦のためにも負けられない浦和戦。鹿島は5月の大敗のリベンジを果たせるか?(06.08.18)

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8月19日(土)J1 第18節 鹿島 vs 浦和(19:00KICK OFF/カシマ)
-ゲームサマリーはこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
★前節ハイライト&会見映像は【こちら】
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前節のF東京戦を4-0で快勝し、第10節以来の首位に躍り出た浦和レッズに、4位の鹿島アントラーズが挑むこの試合。浦和と勝点4差にいる鹿島にしてみれば、悲願のタイトル獲得のためにも絶対に勝ちたい一戦だ。5月7日のアウェーゲームでは、小野伸二とワシントンにそれぞれ2発ずつ決められ0-4で大敗しているだけに、ホームの今回はリベンジを果たしたい。鹿島の持てる力全てを結集してこのビッグマッチに臨む。

8月12日に再び始まったJ1。第17節時点の順位をおさらいすると、トップの浦和が11勝3敗3分の勝点36。2位・ガンバ大阪は勝点36で浦和に並んでいる。3位・川崎フロンターレは勝点35。そして鹿島は10勝5敗2分の勝点32で4位につけている。
前節はジュビロ磐田相手に3-3という壮絶な試合を演じた。それでも敗色濃厚だった終了間際に深井正樹が同点弾を叩き込み、勝点1を拾っている。このゴールがなければ順位を5位に落とし、トップとの差がさらに広がっていた。彼らは上位3強入りを狙える位置に何とか踏みとどまったのだ。この粘り強い戦いぶりを前向きに捉えたい。

そして迎える19日の決戦。鹿島の選手たちは3ヶ月前の惨敗を忘れてはいないだろう。5万6000人を超える大観衆が集まる埼玉スタジアムで、小野伸二に華麗なシュートとボールさばきを見せつけられ、ワシントンにエースの風格を示された。鹿島の点取屋、アレックス・ミネイロは沈黙し、小笠原満男も見せ場を作れなかった。もう2度とこのような屈辱を味わいたくないとアウトゥオリ監督も選手もサポーターも強く思っているはずだ。
今節の鹿島に明るい材料があるとすれば、前節は出場停止だった守備の要・岩政大樹がピッチに戻ってくる。彼の競り合いの高さ、対人プレーの強さはワシントン、田中達也ら強力FW陣対策に欠かせない。5月の対戦では不在だったフェルナンドも今度はピッチに立てる。現状での最強布陣を揃え、まずは守備を安定化させたい。
そうすれば攻撃陣も思い切ってゴールに向かえる。前節はアレックス・ミネイロ、柳沢敦の2トップこそ不発だったが、フェルナンド、青木剛の両ボランチがゴール。どこからでも点が取れる実力を証明した。控えに回っている本山雅志、深井、野沢拓也らも得点能力が高い。アウトゥオリ監督としては、前半は出来る限り辛抱して後半勝負というゲームプランを頭に描いているかもしれない。

そして何より、今節の鹿島はコンディション面で浦和より圧倒的有利である。浦和の田中マルクス闘莉王、坪井慶介、鈴木啓太、三都主アレサンドロ、田中達也の5人は16日の日本代表対イエメン代表戦を戦ったばかり。オシム監督のトレーニングは試合前でもハードで、山岸範宏、長谷部誠を含めた主力7人の疲労は相当なものだろう。ブッフバルト監督はメンバー数人の入れ替えを考えるだろうが、最強布陣がベストの状態ではないのは、やはり頭の痛いところかもしれない。
そういう状況だけに、運動量で上回ることが鹿島勝利への必須条件といえる。もともと鹿島は、素早いボール回しで局面を打開しながら得点を狙うサッカーをモットーとしている。これに運動量が加われば、攻撃力は一段とアップする。そのあたりは小笠原や柳沢らは十分理解しているはず。彼ら2人は新生・ジャパンに選ばれなかったことで悔しさを胸に抱いているに違いない。ワールドカップに2度続けて出場したプライドと意地をこの試合で見せつけてほしい。

浦和はワシントンの復帰が濃厚だ。疲労次第では田中達也を控えに回し、永井雄一郎を先発起用してくるかもしれない。小野も復調しつつあり、この一戦に意欲を燃やしている。前節も右サイドでスタメン出場した平川忠亮がいい動きを見せるなど、誰が出ても活躍できるのが浦和の強味。鹿島としては1対1で負けず、相手のよさを消すことに努めなければいけない。彼ら本来のサッカーをかなぐり捨てても勝負に出るべき時間帯も出てきそうだ。

明日のスタメンを予想すると、鹿島はGK曽ケ端準、DF内田篤人、岩政、大岩剛、新井場徹、ボランチ・青木、フェルナンド、2列目・小笠原、ファビオ・サントス、FW柳沢、アレックス・ミネイロの4-4-2。メンバーを固定し連携を重視するアウトゥオリ監督の期待に選手たちは応えられるのか。
一方の浦和は予想が非常に難しいが、GK山岸、DF坪井、闘莉王、堀之内聖の守備陣は不動だろう。ボランチの鈴木啓太と長谷部もスタミナはあるだけに、強行出場させるのではないか。右も前節活躍した平川、左は三都主が有力だが、もしかすると相馬崇人を出してくるかもしれない。そして2列目に小野、FWは田中達也を温存し、ワシントンと永井がピッチにスタメンと見られる。

明日の鹿嶋地方の天気は曇り、キックオフの19時の気温は26〜27度と予想される。Jリーグ屈指の人気クラブ・浦和との対戦ということで、チケットはすでに完売。当日券は用意されないとのこと。カシマスタジアム周辺道路は試合開始時間が近づにつれて渋滞がひどくなる。車利用者は余裕を持って来場することをお勧めしたい。


以上

2006.08.18 Reported by 元川悦子
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