8月12日(土) 2006 J1リーグ戦 第17節
福岡 0 - 2 大分 (19:04/博多球/18,205人)
得点者:'11 ラファエル(大分)、'66 松橋章太(大分)
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どちらがホームか分からない状態だった。J1初の九州ダービー。軍配があがったのは、大分トリニータだった。試合後の記者会見の席でシャムスカ監督は、「大分のサポーターが用意してくれたプラカードを試合前、しっかり見ることが出来た。アウェイだが、ホームと思うくらいすごかった。感謝したい」大分からバス25台分、4500人のサポーターが九州ダービーを制そうと駆けつけた。この勝利はまさに選手とサポーターと監督、コーチ陣が一丸となってもぎ取った白星だ。
試合への準備も万全だった。対戦するアビスパ福岡は通常は4バックだが、センターバックの金古聖司をケガ、サイドバックのアレックスが出場停止で欠き、3バックでいくかもしれないという予想ではあったが、シャムスカ監督は、あえて福岡が4−4−2で来ることを想定して、練習を重ねた。「4バックできた方が難しくなると考えマークの受け渡しなどを入念にチェックした。3バックでくるなら、ウチも3−5−2なのでピッタリとはまると思った」実際は3−5−2同士の戦いとなった。
立ち上がりから、大分はサイドのポジションチェンジを繰り返し、多彩に攻めた。福岡がペースを掴む前に、先制点をあげたのは大分だった。前半11分、MFトゥーリオのFKにFWラファエルが頭で合わせゴール。ラファエルにとっては来日初得点で、なんとしても欲しい1点だった。待ちに待ったゴールにアウェイ席満員のサポーターからも歓喜の声があがり、その声援はさらに大分の勢いを加速させた。
「マークをはっきりさせるように。DFの裏をつかれてるので、守備をコンパクトにしてラインとあげるように。」とハーフタイムの指示をうけ後半戦スタート。後半の大分の運動量は落ちることはなく、攻守ともに切り替えも速く、動きまわった。
「福岡は守備のイメージが強く、ウチがボール支配をするだろうと思っていた。こっちがミスをするとカウンターで来られるので、充分に気をつけた。実際は、福岡がボールポゼッションをし、ウチがカウンターで攻めた。」というMF高橋大輔の言葉通り、2点目はカウンターからの得点だった。DFの福元洋平がクリアしたボールを速いパス交換で攻め上がり、梅崎司と松橋章太のワンツーで最後は松橋が決めた。大分の好調ぶりを象徴するようなスピードある華麗な攻めだった。
大分は3試合ぶりの白星をあげ前半戦を7位で折り返した。今日のゲームは決してベストの布陣で臨めた訳ではない。DF深谷友基、DF上本大海は出場停止、エース高松大樹はまだケガ明けで万全ではなく、スタメンでの起用は難しい状態だった。しかし、若いDF森重真人やDF福元洋平の3バックも充分機能し、助っ人外国人のラファエルも待望の初得点をあげた。活躍しているMF梅崎司やMF高橋大輔、GK西川周作も若く。チームの平均年齢は23.55歳である。しかし、シャムスカ監督率いる大分トリニータは試合を追うごとに急成長を遂げている。後半戦のさらなる躍進が楽しみでならない。
以上
2006.8.13 Reported by 森田みき
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