8月12日(土) 2006 J1リーグ戦 第17節
京都 1 - 4 G大阪 (19:04/西京極/16,089人)
得点者:'38 山口智(G大阪)、'43 播戸竜二(G大阪)、'73 遠藤保仁(G大阪)、'76 中払大介(京都)、'89 シジクレイ(G大阪)
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「内容、結果とも力の差があった」。試合後の京都・柱谷監督のコメントが試合を物語った。
G大阪・前田のミドルシュートで幕が開けたこの試合、6分にもマグノ アウベスがシュートを放つなど試合序盤からG大阪が京都を押し込んだ。「ミドルシュートを狙うのはプランの中に入っている。選手もよく実践してくれた」と試合後にG大阪・西野監督が語った通り、京都ディフェンスの前から積極的にシュートを狙う。京都はデイフェンスラインを下げてしまったため、このシュート攻勢への対応遅れが目立つ。
G大阪が京都を圧倒した理由の一つが、守備から攻撃への切り替えの速さだった。京都が相手の早いアプローチで攻撃が寸断されるのに対して、G大阪は京都の攻撃をカットした後、確実に、そして素早い連動性であっという間に速攻に持ち込んだ。その中心は遠藤。やや深い位置にポジションを取ることが多かった遠藤は、G大阪ディフェンスがカットしたボールをもらうと走りこむマグノ アウベス、播戸、前田へとパスを供給した。京都のお株を奪うかのような堅い守備から速攻で相手を押し込んでいった。
ゴールラインを割ることもあったが攻撃を終わらせて守備に入ったG大阪と、攻撃がカットされて的確な速攻をされる京都。前半にして力の差を見せ付けられる形となる。
G大阪の守備意識の高さががよく表れていたのが、三上と加地のマッチアップ。京都の左サイドの中払が中に入ることで、加地は積極的に三上へのアプローチに入るようになり、三上の攻撃参加を許さなかった。しかし、スペースを消した三上も加地を背後に入れさせず、ドリブルにも対応。見応えのある攻防を見せた。
均衡は38分に破られた。ショートコーナーから遠藤が上げたクロスに山口が頭で合わせてG大阪のJ1アウェイ試合通算350得点となる先制点を奪う。その後もG大阪ペースで試合が運び、前半終了間際の43分、播戸がパスを受けると京都ディフェンスをかわしてダメ押しを決めた。
後半、京都は星から加藤、三上をピニェイロに代えて3バックで臨む。「マッチアップする形にしてボールを高い位置で奪いたかった」(柱谷監督)と、攻撃の意図を汲んだ京都の選手達は積極的に攻撃に出るが、後半28分、こちらも後半20分にマグノ アウベスに代わって投入された家長が右サイドを突破すると中央ペナルティエリア外にいた遠藤へ。遠藤は右足インサイドでGKの逆をつくミドルを決めて3点差とした。京都は中払のゴールで2点差まで詰め寄るも、G大阪は終了間際にコーナーキックからシジクレイが右足で押し込んで4点目を決めタイムアップ。力の差を見せ付けられる試合となった。
これまで内容のある試合を見せてきたが、ここで大ブレーキをかけられることになった京都。3バックというオプションはある程度の感触はあるが、問題はシステムではなく結果。次節から福岡(8/19@博多球)、C大阪(8/23@西京極)と勝点を奪い合うサバイバルが始まる。京都の建て直しに期待したい。
以上
2006.08.13 Reported by 武田賢宗
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