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【J1:第17節 川崎F vs 横浜FM:横浜FMプレビュー】負けたくない。負けられない!原点回帰で、ダイナミズムを取り戻した横浜FM。神奈川ダービーの連敗ストップへ。(06.08.12)

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8月12日(土)J1 第17節 川崎F vs 横浜FM(19:00KICK OFF/等々力)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
-12日(土)18:00投票締め切り!残り2節のJ1勝敗予想ゲームで豪華商品をゲット!-
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いよいよ第17節が折り返し点となるJ1リーグ戦。まだ逆転優勝を『あきらめてはならない』横浜F・マリノスにとって、この神奈川ダービーこそ、大きなターニングポイントとなる。首位・川崎フロンターレとの勝点差は『12』。17チーム中、唯一残っている『2試合の直接対決』を制すれば、差は一気に『6』と縮まる。とはいえ、11位に甘んじている横浜FMのライバルはもちろん川崎Fだけではない。2年目を迎える1ステージ制のJ1は、昨年と同様、混戦模様となるだろう。「上は必ず落ちてくるから、絶対あきらめない」。キャプテン・松田直樹も、早々に脱落してしまった昨年の悔しさを決して忘れてはいない。

2005年の神奈川ダービーは、川崎Fの2戦2勝。さらには、天皇杯の5回戦でも延長の末に、川崎Fが勝利。横浜FMが同じ年、同じ相手に3度続けて敗れるという『屈辱』を味わった。特にリーグ戦終了直後の天皇杯は、松田と中澤佑二が負傷で出場できなかったとはいえ、川崎Fもアウグスト(昨年限りで退団)とジュニーニョ(帰国)を欠いていた。どんな戦力でも、粘り強く戦うというベースの差が、最後の天皇杯に表れていたといえる。
 
昨年築いた『戦うベース』を、今シーズンに持ち込んだ川崎Fの快進撃。ある意味、神奈川ダービーを制することによって、かつての王者(横浜FM)が持っていた資質を奪い取り、自信に変えていったといえるだろう。だが、それもここまでの話だ。中断前の勝利で、ようやく長いトンネルを脱した横浜FMの巻き返しは、ここから始まるのだから。
 
試合内容が良くても、結果がついてこなければ、チームの躍動感も徐々に失われていく。開幕4連勝から一転、勝ち切れない展開に陥った4月の横浜FMがまさにそうだった。それでも「選手たちが崖っぷちのところで踏ん張ってくれた」と岡田監督は、望みをつないだ。しかし、7月の4連戦は1勝1分け2敗。清水、福岡、磐田を相手にわずか得点1と苦しんだが、連戦最後の新潟戦では、4バックから3バックにシステムチェンジ。ケガで長期離脱を余儀なくされていた山瀬功治、坂田大輔も復帰し、チームにダイナミズムを与えて快勝。「3-5-2は、このチームがうまくいかないときに戻る場所」と岡田監督。右サイドのダイナモ・田中隼磨も「監督がやり続けてきた3バックだから、負けられないと思った」と、『原点回帰』でチームの結束もより強くなっている。
 
12日のダービーでは、先制点がカギとなる。昨年敗れた3試合は、いずれも川崎Fに先手を許している。守りからしっかり入って、早い時間帯のゴールが求められる。予想される2トップのスタメンは大島秀夫、マルケスか。リーグ中断期に行われたプレシーズンマッチ・セルティック戦で久々のゴールを決めた大島が前線で体を張り、山瀬功やマルケス、マグロンが2列目・3列目から飛び出す。リードを奪えば、後半、坂田のスピードでかき回す展開にも持ち込める。悩みのタネはドゥトラの累積による出場停止だが、左サイドには好調のベテラン・平野孝が入るだろう。
 
前節、痛い引き分けで勝点2を逃した川崎Fは、ホームだけに是が非でも勝点3を積み上げたいところ。ゲームメーカーの中村憲剛は「ウチは引いて守るチームやロングボールを多用してくるチームより、ボールをつないでくるチームに対して強さを発揮する」と、横浜FMに対する自信とも伺えるコメントを発している。昨年で得た自信を地力に変えていくためにも、横浜FM戦は超えなければならない一線だろう。
 
大一番のアウェイに打って出る横浜FMだが、これまでやり続けてきたサッカーを貫きながらも、相手が嫌がる戦いに徹しなければならない。

以上

2006.08.11 Reported by 近藤泰秀(インサイド)
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