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【J2:第20節 神戸 vs 柏 レポート】神戸が先制するも、終盤、痛恨の失点。1−1の引き分けで終わる。(06.06.08)

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6月7日(水) 2006 J2リーグ戦 第20節
神戸 1 - 1 柏 (19:04/神戸ウイ/3,750人)
得点者:'58 朴康造(神戸)、'83 岡山一成(柏)
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 1−1の引き分けながら、神戸にとっては勝ち点を失った、柏にとっては勝ち点を拾った試合という見方ができるだろう。

 立ち上がりは両者ともに今ひとつ噛み合わず。相手を意識しすぎるせいか、スムーズに前線へとボールが運べずに、効果的な攻撃を仕掛けられない。前半30分を過ぎたあたりからようやく落ち着きを取り戻したものの、それまでは、神戸は不用意な中盤でのミスから、柏はこの日が初スタメンとなった新外国籍選手FWドゥンビアと周りとの連携がスムーズにいかないこともあって、リズムを掴みきれない時間帯が続く。

 そんな中、ゲームが動いたのは後半のこと。神戸にとっては理想的な先制の形だった。

 0−0で迎えた後半の立ち上がり。バクスター監督が「小森田も守備での貢献度は高いが、展開を考え、ゲームに勝つためにはボールをキープすることが必要になる。また、攻撃に変化をもたらすためにも中盤の形を変えたかった」という理由から、MF小森田に代えてMFホルヴィを投入した直後のことだった。

 58分。MF三浦が縦に放り込んだスルーパスに、MF朴が反応。「コンディションが良かったこともあり、あそこで体制を崩さずにいけた」と振り返ったように、相手DFに追われながらも倒れることなく抜き去り、GK南の位置を見定めて落ち着いて右足で流し込む。ハーフタイムにおけるバクスター監督の「ペナルティエリアの中ではチャレンジしよう」という言葉を、まさに体現した形。神戸が拮抗した試合の流れを一気に引き寄せる。

 だが、柏も負けてはいない。先制弾の直後には、元神戸のMFディエゴが左サイドをドリブルで駆け上がりゴール前へ絶妙のスルーパス。これに反応したFWフランサがタイミングよくつめてゴールを奪おうとするが、神戸DF北本の身体を張った、気持ちの感じられる守備の前に得点には結びつかず。この決定的チャンスを防いだことによって、神戸がしっかりと『勝ち』を引き寄せるかと思われたが、そのまま失速していかないのが、首位を走る柏の強さか。

 83分。MFディエゴのフリーキックに、高さのあるDF岡山が頭で押し込んでゴール。残り10分を切ったところで、神戸は痛恨の同点弾を見舞われる。

 以後、ゲームは殆ど動かず。両者ともに決定的な形を作ることがないまま、1−1で試合終了。冒頭に書いたように、ホーム側の神戸にとっては上位チームとの差を確実に縮められたはずの一戦で『勝点3』を逃した試合に。逆にアウェイ側の柏にとっては、先制される苦しい展開の中、また、新たな選手の起用、新たなフォーメーションを試みる中で、内容がいまひとつ良くなかったということを考えても、『勝点1』を拾った試合になった。

以上

2006.06.08 Reported by 高村美砂
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