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【J2:第20節 東京V vs 仙台 プレビュー】現在4位につける東京Vが上位陣と2連戦。まずは2位仙台を迎え撃つ。(06.06.07)

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6月7日(水)J2 第20節 東京V vs 仙台(19:00KICK OFF/国立)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
-J2試合予想ゲーム!6/7(水)19:00締め切り!お忘れなく!-
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東京Vが大きな転機をむかえることになりそうだ。横浜FCの堅守を崩せず0−2で敗れた試合(5月10日・第13節)を皮切りに、水戸、山形そして最下位に沈む徳島にまで黒星を喫し4連敗、一時は6位にまで沈んだ。が、この連敗が逆に薬になったのか、その後第一クールで敗れていた湘南そして、草津に連勝。順位も4位にまで浮上した。シーズンも3分の1を終え、ますます戦いは厳しくなる。現在2位の仙台と、1位の柏と続けて対戦する今週は間違いなく第2クールの山場。そして、この時点の出来がシーズンを振り返ったときに大きな意味合いを持ってくるに違いない。

この2試合を振り返れば、それまでの戦いが嘘のように15試合以上を戦いようやくチームがまとまりを見せはじめ、ここまで具体的になりづらかったこのチームの目指すサッカーが形になり始めたようだ。要所要所でメンバーは変わるものの、基本キャストは変わらない。ただ戦い方そのものが、よりアグレッシブに切り替わり始めた。最終ラインはコンパクトに保たれ、攻守の切り替えの早いサッカーが展開されているのだ。

精神的に大きかったのは監督、選手ともにコメントしているように湘南戦(5月27日・第18節)前の選手ミーティングのようだ。ここで気持ちの面でひとつになった。「ひとつにならなきゃ勝てないから」と若手を牽引する存在である戸川や、この日は途中出場ながらチームに躍動感をもたらした平本といった生え抜きが闘志を表にだす。

また、キャプテン大野の存在感も増しつつある。この日は「自分のゴールで勝ててよかった」とチームへの貢献を素直に喜び、「得点王がかかっているから」と平本にPKを蹴らせた。ラモス監督はそのプレーを、そしてキャプテンシーを「抜群」と褒め称える。今シーズン全試合出場(出場停止を除く)する彼だが、天才肌でもありどうにも傍目からは意思が伝わりづらい。だがそんな大野もようやくこのチームのキャプテンであることを体で、そして言葉で表現をはじめたようだ。

ピッチにおいてはこの2試合で形になり始めたのが守備の部分。
「守備の入り方がはっきりしたからチームとして戦えるようになった」とは前節・草津戦後の大野のコメント。2試合つづけて無失点と結果も出ている。そしてラモス監督が「根占、金澤のコンビがいい」と褒めるのがダブルボランチの安定感。特に去年まで怪我に泣かされ続けた根占が、今季ピッチで安定したプレーを見せることができていることは、見るものにとっても嬉しい限りだ。「あれだけ試合から離れていて、あのプレーができるってすごいと思うよ」と、同世代の選手たちは純粋に褒め称える。「90分間相手をつぶして、満足できるボランチらしいボランチ」とGK高木も信頼を寄せている。

さて、草津戦から中4日で迎える今節の相手仙台は第一クール、アウェイで0−3で敗れた相手でもあり「仙台が一番イヤ」ともらす選手もいる東京Vにとっては難敵。何よりも人数をかけたディフェンス、引かれてゴール前にスペースがなくなった際に攻めきれず、逆にカウンターを食らうという一番苦い思いをさせられているのだ。その仙台相手にこの2試合の戦いが通じるか、今後を占う一戦となりそうだ。

また東京Vには5月末、海本幸治郎、石川竜也という左右サイドバックのスペシャリストが新加入。世代別代表歴まである彼ら自身にとっても出場機会を求めての移籍だろう。彼ら新しい力の出番も楽しみだ。

以上

2006.06.06 Reported by 了戒美子
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