5月21日(日)ヤマザキナビスコカップ 川崎F vs 鹿島(15:00KICK OFF/等々力)
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前節にはグループリーグ突破を決めていた川崎フロンターレが、ホームに鹿島アントラーズを迎える。ホームという事もあり、川崎Fが勝ちにこだわるサッカーを展開するのは確実で、関塚隆監督が言うように「消化試合にはならない」はずだ。
気になるのは大会のレギュレーション。今年のナビスコカップはその予選方式もあって、準々決勝では1位突破のチーム同士の対戦となり、一部その組み合わせを気にする選手もいるにはいた。ただ、寺田周平の「今年は甲府と鹿島にしか負けていないんですが、中断明けに鹿島戦があるし、そういう意味ではいいイメージを持ちたいので勝ちたいですね」というような言葉や「ナビスコカップの準々決勝は1位同士の対戦ですが、勝っていけばどこかで当たりますし、あまり気にしてないです。先は考えていません」という中村憲剛の話を聞いてもわかるように、やるからにはきっちり1位で通過したいという気持ちがチーム内の総意になっていた。
ところで試合2日前のタチコ(戦術練習)で関塚監督が警戒していたのが鹿島の自在に変化を見せるフォーメーションだった。
「鹿島はアウトゥオリ監督がポジションをいじってくる。前のスカウティングとは違う戦いをしてくるので難しい。場合によっては変更してさらに変更が必要になるかもしれない。流動的になると思うが、そこで混乱しないようにしたい」と今まで試してきた形ではあるが、通常の形ではない並びでの戦術練習を行っていた。ほぼ同一のメンバーによる3年目のチームの強みがこうしたところに出てきている。
ちなみに関塚監督の言葉を引用すると「ベンチの駆け引き」が見どころの1つになりそう。
対する鹿島は日本代表選手(小笠原、柳沢)が不在となるが、控え選手の能力も高く、川崎Fの選手たちに油断はなかった。
「小笠原がいないですが、関係ないといえば関係ないですよ。鹿島はいい選手がそろっていますからね」(中村)。
ちなみに2位鹿島がこの試合に敗れ、3位大分が京都を下した場合にこの両者は勝ち点で並ぶが、5節終了時点でこの両者の得失点差に8点の差があり、これをひっくり返すのは容易ではない。また決勝トーナメント進出のための各グループ2位の中で上位3チームに入るという条件だが、勝ち点9のままの場合、勝ち点で脱落する可能性があるが、引き分けで勝ち点を10にしておけば、得失点差での勝ち抜けが可能となる。つまり鹿島は負けなければ、川崎Fと共に予選突破はかなり濃厚な状況である。
以上
2006.5.20 Reported by 江藤高志
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■特J!プレイヤー: 中村 憲剛選手(川崎F)
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