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【ヤマザキナビスコカップ 千葉 vs 清水 プレビュー】巻と阿部を欠く千葉が、エースが好調な清水を迎え撃つ。勝利獲得のカギは『WIN BY ALL!』。(06.05.21)

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5月21日(日)ヤマザキナビスコカップ 千葉 vs 清水(15:00KICK OFF/フクアリ)
-ゲームサマリーはこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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予選リーグ5試合を終えた時点で、千葉は勝点10(得失点差+2)、清水は勝点8(得失点差+1)。同じ予選Cグループで、すでに予選リーグ敗退が決まった広島と対戦する新潟は勝点6(得失点差0)。千葉は今回の一戦に勝てばもちろんのこと、引き分けでもグループ首位となって、決勝トーナメントに進出できる。

とはいえ、5月14日の清水戦は0−1で敗れ、ワールドカップの日本代表メンバーに選出されたためFW巻誠一郎が不在となった5月18日の新潟戦はスコアレスドロー。2試合とも前半は特に選手の動きが乏しく、ハーフタイムにオシム監督からハッパをかけられ、ようやくエンジンがかかった後半も決定力を欠いて無得点という試合が続いた。

さらに、今回の一戦では巻に加え、MF阿部勇樹が累積警告のため出場停止。戦力面だけでなく、試合の間隔が清水よりも1日少ないため体力面も苦しいが、初のタイトル獲得となった昨年のナビスコカップでも、巻と阿部を欠いた準々決勝第1戦で勝利を収めた。昨年のように『WIN BY ALL!』で勝利をもぎ取ることを期待したい。

対する清水は5月14日の千葉戦、5月17日の広島戦は、いずれもFWマルキーニョスのゴールを守って1−0の勝利。広島戦ではGK西部洋平が負傷欠場したが、プロ初出場のGK山本海人が好プレーを見せて守り抜いた。今節も西部の欠場は確定的だが、決勝トーナメント進出には勝利しかない清水は、山本を最後の砦として必死に守るだろう。

今シーズンの千葉と清水の対戦成績は千葉の1勝1敗。1勝はリーグ戦第4節(2−1で千葉の得点者は阿部=PK、MF羽生直剛、清水の得点者はマルキーニョス=PK)で、今シーズンの公式戦初勝利だった。失点を気にするあまり思い切ったプレーをやりきれずにいた当時の千葉にとって、好調時の攻撃サッカーを取り戻すきっかけとなった一戦だ。

千葉はまず、5月の公式戦4試合で3得点と好調なマルキーニョスを封じることが必要だ。だが、無意識にでも「引き分けでもいい」という考えが頭に浮かび、ここ2試合と同様に攻撃の鋭さを欠いては清水の思うツボだ。『攻撃は最大の防御』を実践し、労を惜しまずに全員が連動する攻撃で先制点を奪いたい。清水は猛攻を仕掛けてくるだろうが、千葉はズルズルとディフェンスラインを下げてピンチを招くようなことがあってはならない。主導権争いのポイントである中盤で清水にスペースを与えたら、選手が流動的に動く清水の攻撃を助けてしまう。千葉の選手は勇気を出して果敢に攻め、前に出て守ってほしい。

昨年のナビスコカップ決勝戦を制したあとにオシム監督やサポーターが見せた、至福の笑顔を千葉の選手たちは忘れていないはずだ。あの笑顔が再び見たいのならば、最高のプレーを見せるべきだ。ディフェンディングチャンピオンがここで敗退してはならない。

以上

2006.05.20 Reported by 赤沼圭子
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