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【ヤマザキナビスコカップ 大宮 vs C大阪 レポート】数的優位とリードをいかしきれず大宮が勝ち点2を失う。(06.05.18)

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5月17日(水) 2006 ヤマザキナビスコカップ
大宮 1 - 1 C大阪 (19:03/駒場/3,709人)
得点者:'6 トニーニョ(大宮)、'80 西澤明訓(C大阪)
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■特J!プレイヤー: 小林 慶行選手(大宮)
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 大宮にとってナビスコカップ予選リーグ最後の2試合はC大阪との2連戦。その初戦をまずはホームで迎え、是が非でも勝利をつかみたい試合。しかし、早い時間帯の先制点にも関わらず、得たのは勝ち点1のみ。肌寒く小雨まじりのスリッピーな中行われた一戦、大宮は途中数的優位に立つもその優位をいかしきれず、勝ち点2を失った。

 2年連続の決勝トーナメント進出へ最低でも2試合で勝ち点4、できれば勝ち点6が欲しかった大宮。C大阪との連戦には必勝体制で臨んだ。連戦で疲れの見える森田ではなく、リーグ戦第5節の清水戦以来となる若林を先発起用。小林大をフォワードに起用し、2トップを組ませた。中盤には前節温存した小林慶を起用し、守備的MFには片岡が入った。またディフェンスでは土屋をセンターバックに、冨田を左サイドバックに配置した。一方C大阪は塚田監督就任以来続く4−4−3のシステム。ただ主力は温存、大宮戦2戦トータルでの決勝トーナメント進出を狙う。

 珍しく立ち上がりは大宮がペースを握る。前半はペースを握るよりも、セイフティを目指す大宮だが、6分の先制点もあり30分過ぎまでは大宮が試合を支配する。その先制点は小林大のフリーキックから。ペナルティエリア外やや左で得たフリーキックは悪天候をものともせず、ファーサイド若林の元へ向かう。それを折り返し最後はトニーニョが押し込む。そのまま大宮ペースで試合は進むが徐々にC大阪が押し込む時間帯が増えていく。

 後半大宮はもちろん2点目を狙いに、C大阪は同点を狙いにいく。スピードと勢いを持っていたのはC大阪。「流れが傾いている上に仕事ができる選手が入った」と小林慶が振返ったように早くも59分、C大阪は勝負の2枚西澤、森島を投入。「前半のメンバーで取りかえせと言ったんだが、そのあたりはやはりあの2人のほうができる」と塚田監督。C大阪にとっては若干早めの交代ではあったがこれが効を奏した。

 が、C大阪は圧倒的不利に陥る。65分、下村がこの日2枚目のカードで退場。そのため、直後に中盤宮原に代え、ディフェンダー藤本を投入。ディフェンスの枚数を増やし守備の安定を図る。しかし、この中盤にできたスペースを大宮が上手く使えず、逆に早くも疲れが見え、ミスを連発。小林慶に言わせると「距離感が違ってボールがつながらない」ということだそうで、うまく同じ方向性での攻撃につながらない。ただ、藤本や、その小林慶が精度の高いミドルシュートを放ちゴールを狙う姿勢は見せるが、バーに阻まれ得点に至らない。焦りが見えかくれするなか、決定的な2枚が投入されたC大阪は、明らかにペースアップ。西澤をめがけ、そのあと森島が走り回り古橋らと攻撃を展開する。そんななか大宮がペナルティエリアやや右でFKを与えてしまい、古橋のキックにファーサイドに飛び込んだのは西澤。「ポイントに当たった」と本人がふりかえるギリギリのゴールが80分に決まり、同点に。この後大宮は若林に変え森田を、久永に変え桜井を投入し攻撃の活性化を図るが時既に遅し。80分まで手元にあった勝ち点3はあっという間に勝ち点1へと姿を変えてしまった。

お互い確実に決勝トーナメント進出を目指すには次戦の勝利が必要。
しかし2戦トータルでの戦力を考え、さらには次戦をホームで迎えるC大阪がやや有利だろう。
「勝って中途半端に引き分けでもいいという状況より、勝たなくちゃダメというほうがはっきりしていいんじゃない?」と笑いながら土屋。
この勝ち点1をポジティブに捉える大宮だが、次戦こそ必勝、である。


以上

2006.05.18 Reported by 了戒美子
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