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【ヤマザキナビスコカップ 京都 vs 鹿島 レポート】退場者を出しながらも京都が今季2連敗の雪辱を果たす。数的有利を生かしきれなかった鹿島は京都の前に痛い1敗。(06.05.18)

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5月17日(水) 2006 ヤマザキナビスコカップ
京都 2 - 1 鹿島 (19:01/西京極/4,020人)
得点者:'61 田原豊(京都)、'63 米田兼一郎(京都)、'74 岩政大樹(鹿島)
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3度目の正直。京都が追いすがる鹿島を振り切ってヤマザキナビスコカップ初勝利。これまでいい内容を見せていながら勝点が遠かった京都が溜飲を下げた。

「能力のある選手ならどのポジションでもこなせるはず。期待しています」。児玉に対して、京都・柱谷監督は試合前にそうコメントしたが、試合後は「急造のディフェンスライン」と本音を漏らした。出場停止から登尾が戻ってきたが右足の違和感でベンチにも入らず、左サイドの児玉をセンターバックに起用した苦肉のディフェンスラインだった。
しかし、その児玉が加わったディフェンスが見事なラインコントロールを見せた。アレックス・ミネイロ、本山、そして、ポジションを高めにした深井を加えた鹿島の前線は、京都のラインの裏を取る事も出来ずに沈黙。ボランチの増田、中後は前を向いてボールにさわるもののラストパスはリカルド、児玉のセンターに寸断された。
逆に引き込んだ鹿島ボランチの前のスペースを京都の斉藤、米田が支配、そしてパウリーニョが前線からプレッシャーをかけることで京都がゲームを掴む。27分には斉藤がミドル、31分にはアレモンのパスカットからパウリーニョがシュートを放つなど見せ場を作る。しかし、京都もゴールを割るまでには至らず前半終了。

後半開始早々から鹿島は攻勢に出る。46分、CKから岩政がシュートを放つがポストに嫌われる。
だが、その後は京都で見せ場を作ったのが右サイドの加藤。積極的なアタックで新井場をディフェンスに釘付けにした。そして、61分、鹿島GKが触ってこぼれたボールを加藤がドリブルで持ち込んでクロスをあげると、ノーマークになった田原が頭で合わせて、京都に2試合続けての先制点をもたらした。すると直後の63分、今度は米田が鹿島ディフェンスの裏へパスを出す。加藤がドリブルからクロスを上げ、鹿島ディフェンスが確実にクリアできずこぼれた球を米田が飛び込みシュートを放つ。ボールは鹿島ゴールに吸い込まれ、あっという間に追加点を奪う。

集中力の欠如を見せた鹿島だが、72分に京都・加藤が2枚目の警告で退場処分を受けるとボランチの増田、中後を下げ田代、本田を投入し攻勢に転じる。そして、74分に右CKから岩政が体ごと押し込むように合わせて1点差に詰め寄る。しかし、京都は運動量の少ない鹿島の攻撃を斉藤、米田、美尾の中盤がスペースを消し、児玉をセンターに置いたディフェンスラインで封じ込めてタイムアップ。
「得点差、状況、時間帯を選手が判断してくれた」(京都・柱谷監督)という通りゲームを支配した京都。これまでの課題を一つずつクリアしながらの勝利は、京都の成長をうかがわせる勝利となった。


以上

2006.05.18 Reported by 武田賢宗
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