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【J2:第16節 札幌 vs 鳥栖 プレビュー】状況は対照的な2チームだが、結果が読めないのが混戦J2。ホームの札幌は「かかっていく」気持ちを思い出し状況を打開したい。(06.05.17)

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5月17日(水)J2 第16節 札幌 vs 鳥栖(19:00KICK OFF/札幌ド)
-ゲームサマリーはこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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チーム状況は対照的だと言える。前節の神戸戦、フッキのフリーキックで先制しながらもその3分後にすぐさま同点にされると、札幌の選手たちは下を向いてしまった。「戦う気持ちがなかったらこういう結果になる」と柳下監督が振り返ったように、失点をするたびに気持ちが落ち込み、そしてまた失点を繰り返す。ホームで大量6失点の大敗を喫し、地元サポーターからブーイングを浴びた。

対する鳥栖は前節、柏との対戦で11分、20分にあっさり失点。ゲーム序盤で2点のリードを奪われ、その上、30分にはコントロールタワーのユン・ジョンファンが負傷退場。39分には守備の要であるキン・ユジンがこの日2枚目の警告を受けて退場処分となってしまった。前半を終えた時点で0−2のスコアで、人数も10人対11人。普通に考えれば、試合の行方はほぼ決まっている。でも、鳥栖イレブンは決して諦めなかった。後半に入ってもなお柏に主導権を握られながら、猛然とボールに喰らいつき、ゲーム終盤の86分には高地が右足で、89分には廣瀬がヘディングでシュートを決め、土壇場で2−2のドローに持ち込んだのだ。

同点にされただけで気落ちした札幌と、2点のビハインドと数的不利がありながらも意欲を持ち続けた鳥栖。チームのメンタル状態は、対照的だと言っていいだろう。

「前向きに戦えばそれなりの戦い方ができるという大きな財産を得た」と鳥栖の・松本監督は前節をこう振り返る。前出の柳下監督のコメントもそうだし、今季のJ2では各監督がメンタルについて言及することが多いように思う。それはもちろん、全4クールで行なうリーグ戦のため戦術的な情報をあまり明かしたくないという背景もあるだろうが、同時に、それだけチームレベルが拮抗していること意味しているのかもしれない。首位をいく柏でさえ、勝ち点の確保が容易ではないリーグ戦況。勝負の行方を左右するのは単純な戦力や戦術だけではなく、プラスアルファの部分であるメンタルがひとつのカギになっているということか。

前節の札幌は攻撃時に責任逃れのようなパスが多く、そうしたプレーがことごとくミスにつながった。大きな展開も少なく、こじんまりとしたプレーが目立っていた。相手が強者であろうと弱者であろうと、自分たちから積極的にアクションを起こす。そんなサッカーを札幌は目指していたはず。
シーズン開幕前、GK林はこのように話していた。「札幌には飛び抜けた力を持った選手がいるわけではない。だから、みんなで束になってかかっていくしかない」。その『かかっていく』という気持ちが、前節の神戸戦では感じられなかった。

札幌にとっては大敗後の試合となるが、中2日という日程を考えると戦術面での修正は極めて難しい。できるのはコンディションの調整と、気持ちの切り替えくらいのもの。気持ちの切り替えは戦術の修正よりも難しい、との見方もあるだろうが、そんなことを言っていても仕方がない。難しくても、やるしかないのだ。
6試合勝ちから遠ざかっている札幌と、6試合負けがない鳥栖の対戦。状況は対照的だが、混戦のJ2である。結果は決して読めない。

以上

2006.05.16 Reported by 斉藤宏則
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