●川口能活選手：
「みなさんこんにちは。本日はお忙しい中、ワールドカップの壮行会をこのような形で開いていただき、誠にありがとうございます。僕自身、ドイツ大会では、今まで自分がやってきたこと、そしてジュビロ磐田に来てから培ってきたこと、すべてを発揮できるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。今日はどうもありがとうございました。」

●田中誠選手：
「こんにちは。本日はこのような壮行会を開いていただき、ありがとうございます。ワールドカップのメンバーに選ばれて、僕自身、本当にうれしく思っています。この大会はサッカー選手として最高の舞台だと思っています。日本のチームの勝利に貢献できるように頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。本日はどうもありがとうございました。」

●福西崇史選手：
「こんにちは、福西です。今日は、このような盛大な会を開いていただき、ありがとうございます。皆様の期待に応えられるように、そして一緒に戦ってきたメンバー、選ばれなかったメンバーの分も頑張ります。子供たちも見ていますし、目標とされるような選手になりたいと思いますので、一生懸命頑張ってきたいと思います。」

-質疑応答-

Q：選ばれたときの心境と、今の心境をお聞かせください。

川口選手：
「選ばれたときは、本当にうれしかったですし、今は『これからワールドカップに臨むんだ』という気持ちでモチベーションが高くなってきています。」

田中選手：
「正直、うれしかったです。今は、4年に1回の大きな大会でもありますし、自分の持っている力をフルに発揮できるように、良い準備をしていきたいなという気持ちです。」

福西選手：
「まずはうれしかったですね。ただ、やはりワールドカップで結果を出さなければいけないし、皆さんの期待にも応えなければいけないですから、そういう責任感も出てきました。自分はピッチに立って活躍しなければいけないと思っていますから、頑張らなくちゃいけないという気持ちが強くなってきました。」

Q：今日の発表をどこで聞いていて、そこで全員の名前が出たときに、どんな思いがあったのかということと、23人の顔ぶれの印象を聞かせてください。

川口選手：
「僕はちょうど車で移動中に、妻と一緒に聞きました。テレビで観たかったんですけど、走行中は危険なので映像は映らないということで（笑）、音声だけで聞いていたんですけど。それまでは本当に手に汗握るというか、手が本当に汗びっしょりで、妻と2人で緊張してドキドキしていましたが、選ばれてうれしかったですし、23人のメンバーは本当に素晴らしい選手たちで、非常に能力も高いし、経験も豊富で、大きな舞台で活躍できる選手たちだと思います。」

田中選手：
「家でテレビで見ました。選ばれた瞬間は、言ってくれるのかなという思いでテレビの画面を観ていましたけど、言われた瞬間は本当にホッとしたという感じで。あとは選ばれたメンバーとみんなで、予選を突破してトーナメントでも良い結果を残せるように、みんなで頑張っていきたいと思いました。」

福西選手：
「僕は家でテレビで観ました。意外と名前を呼ばれるまではドキドキするものだなと思いました。それまでは平常心でいられるものだと思ってましたけど、意外とドキドキしました。ただ、名前が呼ばれる間隔が短かったので（笑）、すぐに終わったような印象です。メンバーは、日本を代表する、ひとつになって戦えるメンバーが揃ったなと思います。」

Q：田中選手と福西選手、どなたと一緒に聞いたか教えてください。

田中選手：
「僕は、実は1人でした。子供が小学校の運動会だったので、妻はそっちに行っていて、1人で観て、その結果を教えてと言われたので、家で1人で観てました。」

福西選手：
「僕は、妻と2人で観ましたよ（笑）。」

Q：すでに対戦する3カ国は決まってますが、その中でとくに対戦が楽しみな国、対戦してみたい選手を教えてください。

川口選手：
「どの試合も非常に重要な試合ですし、対戦してみたいというか、対戦相手は決まっているので、あまりどこということはないです。どの相手に対しても、どの選手に対しても、同じ気持ちでチャレンジというか、挑んでいくというか、そういう気持ちです。」

田中選手：
「僕は、どの選手がどうこうというよりも、出てくるメンバーはそれなりに世界でトップクラスの選手で、みんながすごいプレイヤーだと思うので、その中で自分が出たときにしっかり仕事ができるようにしたいと思っています。」

福西選手：
「予選突破するために、その3チームにどうすれば勝てるかということを考えてはいます。対戦したい選手というのは、個人的なものより、みんなそれぞれすごいものを持っていますから、そういうものとグラウンドの上で戦いたいなと思います。」

Q：具体的なワールドカップの目標をうかがいたいのですが、個人としてチームとして、それぞれお願いします。

川口選手：
「やはりドイツのピッチに立って、試合に出場して、日本の勝利に貢献できるように頑張りたいです。そして、出るからには、優勝を目指して頑張りたいです。」

田中選手：
「（川口）能活と一緒で、ピッチに立ちたいと思いますし、その中で自分の力を出して、チームが勝利できるようにしたいです。」

福西選手：
「個人的には、ピッチに立って、自分の持っているものをフルに出したいなと思います。チームとしては、その中の1人として貢献できて、勝っていけたらいいなと思います。」

Q：日の丸をつけてワールドカップを戦うことの重みや思いをお聞かせください。

川口選手：
「皆さんの期待もありますし、どのプレイヤーも日本代表を目指してサッカーをしていますし、選ばれなかった選手もいます。途中まで一緒にやっていましたが、23人の中に入れなかった選手たちの思いや、磐田で一緒にやっている選手など、いろいろな人たちの思いがありますので、非常に大きなものだと思います。そこで大きな成果を上げたいという気持ちがあります。」

田中選手：
「選ばれたことに対して誇りに思うし、責任が重大という気持ちがありますので、その中で、選ばれなかった人たちの分まで頑張れるように。あとは、国民の皆さんの期待に応えられるようにしていきたいです。」

福西選手：
「2人が言った通りです。」

Q：川口選手は、8年前のフランス大会で1勝もできず悔しい思いをして、前回はピッチにたつことができなかったということで、ドイツにかける思いは8年越しだと思いますが、その思いについて一言お願いします。

「とにかく自分が今まで身につけてきたものを、最高の状態で出せるように、最高の準備をして、ワールドカップのピッチ上で今まで味わった中でも最高の喜びを味わえるようにという思いが強いです。」

Q：福西選手は、前回のワールドカップも経験した中で、悔しい思いもあったと思いますが、この4年間の思いは？

「前回少しだけピッチに立って、次のドイツ大会には全部出たいという気持ちがすごく出ましたから、それに向けてこの4年間やってきたわけですし、それを試合で出せるチャンスがここにあるわけですから、それをつかみ取って、自分のサッカー人生の中での経験のひとつにしたいなと思います。」

Q：福西選手は、前回は5分の出場で、出たような思いがないという感想をもらしていました。ここからあと1カ月、ピッチに立つためにどのような準備をしていきたいですか？

「まずは、本大会まで1ヶ月であっても自分が向上するために練習していきたいですし、代表の1人になれるように、チームもレベルアップできるように頑張りたいと思っています。」

Q：田中選手は、このところ代表の親善試合でもプレーする時間が短く、気持ち的にもつらい時期だったと思いますが、ここからピッチに立つために、どのような思いで迎えたいですか？

「まずは自分が持てる力を出せるように、この1ヶ月間で良い準備をして、その中でチャンスをつかみたいと思っています。」

Q：田中選手に伺いたいのですが、ここ数ヶ月間、この日を迎えるまでの心境というのは、どんなお気持ちでしたか？

「発表されるまでは、不安と期待で半々ぐらいでした。（昨日の気持ちは）とりあえず発表を待つだけで、普段と変わらない生活を家族と過ごしていました。」

Q：実際に発表を聞いた瞬間の気持ちと、試合出場に向けての決意は？

「とりあえずホッとしたという感じと、これからしっかり良い準備をしなければいけないという気持ちになりました。チームの中でライバルとなる選手もいるので、その中でしっかりプレーができるように、1日1日を大事にして、練習していきたいと思います。」

Q：地元静岡県のファンの皆さんに向けてのメッセージをお願いします。

川口選手：
「静岡県はサッカーの盛んな地域ですし、自分が生まれ育ったふるさとですから、静岡はサッカーが強い、静岡から素晴らしい選手が出るんだということを証明できるように、強烈な印象を与えられるように、頑張りたいと思います。」

田中選手：
「自分が育った街ですから、県民の皆さんが誇れるようなプレーをしたいです。」

福西選手：
「僕は静岡では生まれ育っていないですけど、ジュビロ磐田に入って「夢と感動」ということをつねに心がけてやってましたから、静岡の皆さんだけでなく、全国の皆さんや子供たちに、夢と感動を与えられるように頑張りたいと思っています。」

Q：福西選手に、地元愛媛のファンの皆さんに向けて一言お言葉をください。

福西選手：
「愛媛の代表として、夢と感動を子供たちに与えて、サッカー人口が増えて、僕みたいなワールドカップに出られるような選手が育ってくればいいなと思いますので、そのためにも頑張ります。」

以上