5月14日（日）ヤマザキナビスコカップ 大分 vs 川崎Ｆ（15:00KICK OFF/九石ド）
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ナビスコカップ予選リーグＢグループは大分トリニータ、川崎フロンターレ、鹿島アントラーズがともに２勝１敗、勝ち点６で並び、京都パープルサンガが勝ち点なしと最下位。
この３チームのうち予選突破をいち早く決めるのはどのチームか。

大分トリニータは九州石油ドームに好調、川崎フロンターレを迎え撃つ。

リーグ戦は先週の第12節で一旦、ワールドカップの中断期間に入った。現時点での順位は大分は５勝５敗２分け、勝ち点17で10位。シャムスカ監督が当初から目標にあげていた８位にはわずかの差で届かなかったが、多数のケガ人を抱える中、梅崎司や高橋大輔など若手起用でのこの成績を考えればまずまずの結果と言えよう。特に梅崎は５月３日の鹿島戦でのゴールに続き、５月６日の京都戦での２試合連続ゴール。またこの試合ではＰＫに絡むなど著しい成長を見せている。４月26日のナビスコカップ、５月３日のリーグ戦で２度も鹿島に勝ったことも若いチームに自信を与えている。中断明けのホームゲームは７月22日になるので、九州石油ドームではワールドカップ中断前の最後のゲームとなる。応援してくれているサポーターに勝利をプレゼントしてあげたい。

しかし、対戦する川崎Ｆは現在、リーグ戦で暫定首位となかなか手強い相手。先週行われたＣ大阪戦で勝ち点を27に伸ばし、トップの座を掴んだ。中断期間中、首位の座をキープということで選手たちのモチベーションもひと際高くなっているだろう。日本代表のようなスター選手はいないが、破壊力のある攻撃は迫力がある。リーグ戦８得点と日本人得点王の我那覇をワントップにして、同じく８得点のジュニーニョ、スピードのあるマルクスが流動的に動き回り、大分の守備をかき回してくるであろう。この３トップを支えるダブルボランチ谷口、中村にも要注意。ナビスコカップということで若干スタメンも変わってくる可能性もあるが、いずれにしても川崎Ｆの全員攻撃は変わらない。大分は、相手に引きずられず、しっかりとマークの受け渡しをしなければならない。

大分は12日、今季初めて九州石油ドームで練習を行った。今週は一週間じっくり調整する時間もあったので、戦術練習や紅白戦など重点的にトレーニング。ハードスケジュールでろくに戦術練習ができないまま梅崎や高橋をスタメン起用せざるを得なかったため、このメンバーになってやっとゆっくり戦術チェックできる時間が取れた。川崎Ｆ戦では左サイドの根本が膝の疲労のためスタメン出場が微妙だが、ＧＫ西川、ＤＦ福元、三木、深谷、ダブルボランチはトゥーリオ、エジミウソン。左サイドは根本の出場がなければ増田。右サイドは高橋。トップ下は梅崎。２トップに内村、オズマールの出場が濃厚。特に去就が騒がれているオズマールにとってこのナビスコカップ残り３試合が残留へのアピールの場となる。ここは是が非でも得点を取ってアピールしたいところだろう。

勢いのある川崎Ｆ相手に勝ち点３を取ることができるのか。まずは、得意の固い守備で波状攻撃を食い止めたい。


以上

2006.05.13 Reported by 森田みき

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■特Ｊ！プレイヤー： 梅崎　司選手（大分）
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