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【ヤマザキナビスコカップ F東京 vs 福岡 プレビュー】FW争いは日本代表だけじゃない!! 得点力不足に悩む両チーム、激化するFW陣のポジション争いに決着をつけるのは誰か。(06.05.14)

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5月14日(日)ヤマザキナビスコカップ F東京 vs 福岡(15:00KICK OFF/味スタ)
-ゲームサマリーはこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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ゴールデンウィークを終えて一段落を迎えた連戦も、再び8日間に3試合をこなす過密日程へと突入。その初戦となるナビスコカップのF東京vs福岡が、味の素スタジアムで開催となる。
両チームともに、前回の試合からは1週間の休養・調整期間が与えられており、状態は万全。このカップ戦で互いに3戦3敗のF東京と福岡にとって予選突破は非常に厳しい状況だが、前戦(リーグ戦第12節)で連勝がストップしたF東京、連敗を止められなかった福岡と、両者勝利への欲求は高まっているだけに、その反発力に注目が集まるところだ。

この試合の見どころは3つ。セットプレー、サイドの攻防、そしてFW陣のポジション争いである。

現在、J1リーグ戦で16位に低迷する福岡ではあるが、その中にあって失点数16は5位タイと決して悪くない数字を残している。ところがここ数試合では、セットプレーからの失点に歯止めがきかず、ホームのF東京にとってはそこが大きな狙い目となりそう。左足の正確なプレースキックで味スタのホーム・ゴール裏を誰よりも沸かせる宮沢正史、時に精度を欠くこともあれど、繊細かつ豪快なキックが徐々に安定を見せてきた梶山陽平。さらには、最近はゴールこそないものの、やはりその一発に魅力を秘める鈴木規郎の強烈なFKなど、試合中に審判の笛が吹かれた際にはF東京が誇る個性溢れるキッカー陣の奮起を期待したい。

戸田光洋、金沢浄、馬場憂太など、ここにきて昨季の主力が故障からの回復を見せているF東京。
一方で、こちらもケガ人の多さに悩まされていた福岡では、一足先に実戦復帰を果たしている選手たちが多い。中でも左サイドの古賀誠史は好調をキープ。後方から豊富な運動量でチームを支えるアレックスが、家族の訃報により母国に帰国中なのは痛いが、古賀を迎え撃つF東京の右サイドバック徳永悠平とのバトルの行方は試合の流れを左右する可能性もある。また、F東京の鈴木と『元祖』パワーシューターの古賀のキックはどちらが速いのか? を現場で体験するのも一興か。

福岡が現在最も頭を悩ませているのが、FW陣の決定力不足だ。最近の試合で2トップを務めることの多いグラウシオ、田中佑昌の今季のゴール数はともに1点と、得点力不足は深刻な問題となっている。この試合ではMFでの起用が多かった薮田光教を前線に上げるとも伝えられており、連戦中に新たな組み合わせを見出すことが福岡に課せられたミッションの一つでもある。

FW陣の得点力不足はF東京にとっても同じこと。現在、前線3枚は川口信男、赤嶺真吾、トップ下にルーカスという布陣で固定され、またこの3人が先発するようになってからチームは上向きの状態になってきた。しかし、2トップを組む川口(2得点)と赤嶺(1得点)の得点数は福岡のFW陣と大差はない。
そんな中、先にも述べたとおりチームに活気をもたらす戸田が復帰を果たし、サテライトリーグで得点感覚を取り戻してきたところをアピールした阿部吉朗や、ササ サルセードらも今か今かと出番を待っている。J1リーグ戦で得点ランキング3位タイに付けるルーカスは確定として、残り2枚の枠を小澤竜己、リチェーリ、そして馬場をも加えた計8人で奪い合うこの争い。チーム復調の原動力にもなった現2トップは意地をかけてポジションを守りにくるだろう。
F東京に勃発したFW戦争の行方は、中断前最後の連戦を迎える春の終わりに、いよいよ熾烈さを増してきた。


以上

2006.05.13 Reported by 平松順二(ISM)

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■特J!プレイヤー: 川口 信男選手(F東京)
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