5月14日(日)ヤマザキナビスコカップ 鹿島 vs 京都(15:00KICK OFF/カシマ)
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鹿島にとってヤマザキナビスコカップは3度カップウィナーの称号を勝ち取った大会だ。ここまで、予選リーグ3試合を2勝1敗と、グループBの首位に立っている。しかし、3戦全敗の京都以外の川崎F、大分の2チームも2勝1敗と並んでおり、首位での予選通過に向けて予断を許さない状況だ。
4/26のナビスコカップ第3日から始まったゴールデンウィークの4連戦。中2日・3日というタイトなスケジュールが続いたなかで、鹿島は1勝3敗と大きく調子を落とした。特にリーグ戦中断前の最後の試合だった第12節、互いに優勝を狙う浦和との決戦では0−4と完敗を喫してしまう。
鹿島は結果が出なかったこの4連戦のすべての試合で、先制点を奪われている。「先制点を取られない」ということが大きなテーマで臨んだ浦和戦では、前半3分という早い時間帯に小野伸二にゴールを許してしまった。結局、その失点でリズムを完全に失ってしまったチームは、その後も不安定な試合運びを続けてしまい、ショッキングな点差でゲームを終えることになった。本来の姿を取り戻すためにも、まずは「ディフェンスの安定」が求められる。
また、4連戦のうち敗れてしまった3試合は、いずれも相手ディフェンスのマークがきついチームだった。そうした相手でも、流れるようなパスワークで崩してきたのが今年の鹿島の勝ちパターンだったのだが、ここに来て選手の運動量が落ち、パスの選択肢が少なくなっている。日本代表でチームの大黒柱である小笠原が欠場することからも、野沢や増田のゲームメイクに期待したい。
対する京都も苦しい戦いを続けている。同じくゴールデンウィークの4連戦の成績を見ていると2敗2分け。このナビスコカップの予選リーグでは3戦全敗と、すでに予選突破は難しい状況にある。さらに現在、チームでは故障者が続出している。11日の練習ではFWの林が全治6週間の怪我を負ったが、鎖骨を骨折した手島を筆頭にディフェンス陣に怪我人が多い。さらに悪いことに、この試合ではセンターバックの登尾が出場停止。急造のバックラインを組まざるを得ない状況だ。
これまで両チームの対戦成績は、鹿島の10勝1分4敗。京都はすでに準々決勝進出が厳しく、チームの目標は再開後のリーグ戦にむけてどのようにチームを立て直すか、だと思われる。鹿島にとって、グループ最下位のチームとの対戦は浮上のきっかけを得るためには最良の組み合わせと言えるかもしれない。
しかし、それも京都の出方次第で大きく変わる。京都にとっては、ナビスコカップへのモチベーションが保ちにくい状況にあるが、逆に言えば新たな試みにチャレンジできる絶好の機会ととらえることも出来る。しかも、同じ相手と2試合続けて戦えるということは、指揮官にとっても分析がしやすい状況だ。
調子を落としているチーム同士の対戦だが、好ゲームとなる可能性を大いに秘めていると言えるだろう。
以上
2006.05.13 Reported by 田中滋
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