4月1日(土) 2006 J2リーグ戦 第6節
神戸 0 - 1 仙台 (15:04/神戸ウイ/5,127人)
得点者:'88 ボルジェス(仙台)
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古巣相手に今季初先発の神戸・FWバロンによってキックオフとなった『ヴィッセル神戸VSベガルタ仙台』戦。神戸の先発メンバーにはFWバロンと共にDFエメルソン・トーメがDFラインに入り、落ち着いた立ち上がりを見せる。
「先制点をとってリズムを作りたい」と話していたDF北本の言葉通り、序盤から高くラインを保ち、コンパクトな中盤から両サイドを使って攻撃の形を作り出す神戸。13分には神戸の武器、MF三浦のフリーキックを仙台GK高桑がはじき、そのこぼれを左ポスト前で拾ったDFエメルソン・トーメからMF茂木へ。だがMF茂木のシュートはGK高桑に阻まれゴールならず。その直後の14分にもMF三浦のFKをファーサイドでFWバロンが頭であわせ、浮いたボールをMF朴が同じく頭で押し込もうとするが、これもGKの手におさまってしまう。
以後も流れの中から、セットプレーから再三のゴールチャンスを得る神戸だが、なかなか『先制点』が奪えない。それでもシュートで終わる攻撃の形は、必然的に相手サイドでのプレーの時間帯を増やしていく。対する仙台は、守備からカウンターの展開を徹底。とはいえ、攻撃を仕掛けても、厳しくプレッシャーをかける神戸にはじき返されることが多く、決定的な形にはならない。 というように、圧倒的に試合を支配したのは神戸だが、45分を終えてのスコアは0-0のまま。勝負の行方は後半へと持ち越される。
再三のゴールチャンスを作り出していた神戸にとっての前半は『ストレス』のたまる前半。なんとか凌ぎきった仙台にとっては後半への『望み』を繋げた前半となっただけに、スコアレスという状況が両者にどういった変化をもたらすかが注目された後半。『1点』を目指す両者によって試合はより激しさを極めていく。両GKのファインセーブもあり、得点には至らなかったが、集中力の感じられる展開の中、あわやゴールというシーンを交互にみせあう両者。
だが、得点が生まれない。そんな状況に先に手を打ったのは神戸のバクスター監督。73分にはMF茂木に代え、控えにまわっていたMF栗原を入れて前線を活性化。フレッシュな顔ぶれでより『ゴール』への意欲を示す神戸。77分、MF三浦の放ったミドルシュートは枠をとらえながらも仙台GK高桑に弾かれて外へ。思わず頭を抱えてピッチに倒れ込む三浦。その直後には、MF三浦の蹴ったコーナーキックを相手DFがはじいたボールを、拾った神戸が右に展開。右サイドからMF三浦のあげたセンタリングをニアでFWバロンがヘディングシュートを放つが、これは枠の左へ流れていく。82分には、FW近藤に代えてFW村瀬を投入。2枚目の攻撃のカード切った神戸だが、ただ時間が過ぎていくばかりで、ゴールは生まれない。
そのスコアレスドローの状況に、ピリオドを打ったのは、仙台。88分。リスタートのボールを仙台のMF梁がシュート。神戸GK荻がはじいたボールにつめたFWホルジェスが左足を振り抜き、先制点をあげる。結局、この得点が決勝点となり試合終了。90分を通して26本のシュートを放った神戸に対して、仙台のシュートは10本に留まったが、皮肉にも「サッカーはゴールして勝つもの」というバクスター監督の言葉を体現した仙台が、勝ち点3をものにした。
以上
2006.04.01 Reported by 高村美砂
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