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【J1:第4節 浦和 vs C大阪 レポート】浦和、個人技の高さ活かし3ゴール! 敗れたC大阪はいまだ勝点0、泥沼の4連敗。(06.03.21)

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3月21日(火) 2006 J1リーグ戦 第4節
浦和 3 - 0 C大阪 (15:04/埼玉/43,815人)
得点者:'47 小野伸二(浦和)、'57 ワシントン(浦和)、'79 田中マルクス闘莉王(浦和)
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「選手たちの技術が非常に高いので、前半はゴールを奪うというよりもボールをつなぐということのほうに楽しみの意識がいってしまいいちばん大切なシュートを打つことを忘れてしまっていた。ハーフタイムには、まず最初にシュートを打とうと伝え、後半はそれを実行してくれた」と浦和・ブッフバルト監督が振り返ったとおり、前半は攻めあぐねた浦和だったが、後半の3ゴールでC大阪に快勝した。

試合開始早々、左サイドを上がった三都主のクロスから中央のワシントンが得意のヘッドでゴールをねらうなど、出足のよさを見せた浦和だったが、その後はボール支配率で圧倒しながらも、決定機を活かせずに無得点で前半を折り返す。
「引いて守りを固められると厳しい」とはワシントンのコメントだが、それでも焦りはなかったという。「先にゴールを奪えば、スペースができる。後半も自分たちのペースになると思っていた(ワシントン)」。
その言葉どおり、47分に小野のエリア外からの見事なボレー(Jリーグでは4年8カ月ぶり)が決まって先制点を奪った浦和。57分にもワシントンがミドルを叩き込みリードを2点に広げると、79分には闘莉王がワシントンとのリターンからダメ押しの3点目を挙げて、試合を決定づけた。

ポイントはやはり小野の芸術的なボレーだった。ポンテの放ったシュートが相手DFに当たって跳ね返ったところをエリア外からねらい澄ましてゴール右上へ。決して相手守備網を崩して奪った得点ではないが、このゴールで浦和は以降、中盤のスペースと時間を手に入れ、余裕を持った試合運びができるようになった(浦和が先制したことで、C大阪も反撃に出なくてはいけない状況になり、前に人を割くことで中盤にはスペースが生まれる。スペースができれば個人技で上回る浦和はより優位に試合を進められるようになる)。
まだまだ連動した攻撃で相手を崩し切っているわけではないが、個人技の高さを存分に活かして3ゴールを奪った浦和。守備陣も奮闘して今季初完封、連勝を3に伸ばして無敗をキープした。

一方、失点シーンだけを見ればアンラッキーな部分も否定できないC大阪。だが、中盤でのパスミスが目立つなど、攻撃の形もまったく見られず、自滅したともいえる内容だった。MF下村は「シュートまで行く形がなかったし、まったく点が入る気がしなかった。正直、なんでここまで失点しまうのか…」と16チーム中唯一の開幕4連敗に成す術がないといった様子。昨季堅守を誇った守備が破綻し、4試合で失点15。小林監督は「ちょっとしたミスが失点につながった。この数試合、ミスからの失点が多い。早急に守備の整備しなければ…」と力なげ。放ったシュートはわずか4本で無得点。攻守ともに精彩を欠いたC大阪、昨季終盤に優勝争いに絡んだ面影はまったくなかった。


以上

2006.03.21 Reported by 栗原正夫
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