今日の試合速報

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第25節 浦和 vs 横浜FM レポート】昨年のサントリーチャンピオンシップと同カード対決は好ゲームの末のスコアレスドロー。(05.09.25)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月24日(土) 2005 J1リーグ戦 第25節
浦和 0 - 0 横浜FM (15:06/埼玉/49,800人)
----------

優勝戦線から離脱したくない3位・浦和レッズと昨年王者ながら24節現在10位に甘んじていた横浜FMとでは、この試合へのモチベーションは若干違った。浦和の選手が昨年のサントリーチャンピオンシップを持ち出すことはなく「残り10試合、星をひとつでも落とすわけにいかない。この日の対戦相手は10位に甘んじているが実力のあるチーム横浜FM」という意味合いを持った試合。一方の横浜FMにとっては「浦和とうちの試合が普通に終わるわけはない」というもの。浦和という対戦相手そのものを強く意識してこの試合に臨んだ。

公式記録のシュート数を見ると浦和の13に対し横浜FMが11。何点か入っていてもおかしくないかに思われるが、スコアレスドロー。いわゆる絶好のチャンスと言うものは少なく、横浜FMは中澤を中心によく守ったし、浦和も闘莉王の代役をつとめる堀之内を中心に練習の成果を見せていた。お互いにシュートの直前まではいくがフィニッシュがなかなか思った形で放てない。それでも球際の激しさ、全体のテクニックや運動量。息をつかせることのない試合だった。

「ここまでの数試合と違い、選手たちがイキイキとしていた」
試合後、横浜FM・岡田監督の会見は、どこか安堵の表情が見て取れた。浦和・鈴木啓太も「最近あんなに横浜FMが良かった試合があった?」と対戦相手の出来の良さを認めた。
前半、中盤を支配できたのは横浜FM。「運動量が相手に勝っていたから」(岡田監督)、奥が高い位置を取り両サイドに顔を出す。そこから展開し、浦和が今週半ばから警戒していた速いクロスをドゥトラ、田中隼磨の両サイドから上げる。岡田監督が手応えを得ていたように、マグロンが中盤で攻撃の起点にもなった。ただ、その先が続かない。
浦和は徐々にその中盤に対応。長谷部が合計4本のミドルシュートを放ち、サイドに張った田中達也へ展開。そこからドリブル、シュートを狙う。だが、これはことごとく中澤を中心とした横浜FMの3バックに跳ね返された。
フィニッシュのないまま続く攻防。それでも見応えがあったのは「集中していて、球際とか激しくいけた」(横浜FM・坂田)からだろう。その攻防は90分を過ぎても続いた。ロスタイム、この試合中最も浦和のチャンスが連続した。ポンテから左サイド田中達也へ展開するも、シュートには中澤が体を寄せる。再度訪れた田中達也のチャンスも今度は那須がスライディングでミートさせず。最後は平川がサイド突破を図るも、田中隼磨に止められクロスも上げられなかった。横浜FMの決死の守備に阻まれ、そのままタイムアップの笛がなる。浦和は「勝ち点2を失い」(鈴木啓太)、残り9試合に初優勝への望みを託すことになった。

試合後、この日2試合ぶりの先発をつとめ、この先も闘莉王の代役として先発を続けるであろう堀之内がため息まじりにいった。「ホントは勝って夜の試合(G大阪対鹿島)にプレッシャーをかけなきゃいけなかったんだけど…」
その大阪での首位決戦もドローに終わった。ただしこちらは打ち合いの末3-3のドロー。首位G大阪が勝ち点を48とし、2位鹿島は同47。同41のチームが浦和を含め3チーム並ぶ混戦。浦和は次戦、勝ち点1差で負ってくるC大阪との対戦。相手がどうであれ、必要なのは勝つこと、ただそれだけ。あと9試合、あきらめるわけにはいかない。


以上

2005.09.24 Reported by 了戒美子
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

テレビ放送

一覧へ

JリーグYBCルヴァンカップ
プライムラウンド 決勝
2024年11月2日(土)13:05 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/10/21(月) 10:00 【週末のゴールをイッキ見!】明治安田Jリーグ全ゴールまとめ【1018-1020】