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【J2:第28節 横浜FC vs 甲府 プレビュー】得点ランキング1、2位のFWを擁する甲府と新戦力により変貌を遂げつつある横浜FCの一戦。両攻撃陣に注目!(05.08.27)

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8月27日(土)J2 第28節 横浜FC vs 甲府(19:00KICK OFF/三ツ沢)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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 前2試合をアウェイで戦ってきた横浜FCは、今節、山口・浮氣という新たな戦力を迎えた新たなチームを初めて三ツ沢のファンの前で披露する。

 「第3クールで首位」をチームの目標として大きく掲げる横浜FCだが、第27節を終えた現在の順位は11位(勝ち点26・5勝11分11敗)。思うように順位を上げられていないのは事実だが、間違いなくチームは変貌を遂げつつある。先月突然の移籍を発表した三浦知(カズ)の加入で、様々なところでチームに「カズ効果」が現れていた矢先、山口・浮氣という、これまた大きな戦力の獲得。その二人を加え、横浜FCは前節アウェイで仙台と対戦した。スタートから三浦知と城のツートップが実現、ボランチには山口・内田、センターバックに浮氣・トゥイードで臨んだ。

 山口は正確なフィードでボールを左右に配給したり、要所でのボールの落ち着かせ方などはさすがで、チームをしっかりとコントロールしていた。浮氣も1対1の強さや絶妙なポジショニングなどで守備に安定感を与え、仙台のペースに持ち込ませなかった。三浦知と城のツートップも、一人がトップに残れば、もう一人は中盤に引きぎみになるという連携の良いプレーを見せ、守備意識も高かったと言えよう。
 また後半には仙台ペースで試合が進むも、決定機をGK菅野のファインセーブなどで得点を凌いだ。これにより、前節を終えた時点で第3クールは2勝1分2敗。山口・浮氣は合流して3日目での試合ということもあり、連携にやや不安が残ったものの、横浜FCにとって、また新たな可能性を感じる試合となった。

 その横浜FCは今節、三ツ沢に甲府を迎える。甲府は11勝7分9敗で勝ち点を40としている。勝ち点は札幌と並ぶものの、得失点差で上回り3位を走っている。まだまだJ1昇格の可能性が充分に残っているチームだ。その甲府の横浜FCとの対戦成績は1勝1敗で、第2クールで甲府はホームで黒星を喫している。そんな相手だけに、またJ1昇格に手が届く位置に居るだけに、1試合でさえ落としたくないだろう。

 甲府は前節草津と対戦し、13試合ぶりの無失点で白星を挙げた。が、その試合内容というものはとても苦しかった。前半は甲府の攻撃力が封じ込まれた。カウンターは殆ど相手のチャンスになってしまい、また 簡単なミスから自分たちの首を絞めてしまう、そんなプレーが多かった。その流れの中での苦しい状況を救ったのは、ヴィッセル神戸から復帰した阿部の活躍。「ゴールキープは素晴らしかった。1対1の場面、駆け引きの場面、全てにおいて彼に助けられたゲームだった」と大木監督は振り返るとおり、カウンターから迎えた何度ものピンチを凌いだ。横浜FCの三浦知・城のツートップが、阿部が死守するゴールにどぅボールを突き刺すことができるかに注目だ。

 また、甲府は現在J2得点ランキングの1位・2位を甲府勢で独占している。バレー(14得点)、長谷川(11得点)だ。この得点力ももちろんだが、3トップを敷く甲府の攻撃を横浜FCがどう塞ぐか、ここからも目が離せない。

山口がホーム・三ツ沢に帰ってくるこのゲーム、彼の勇姿を見るために、たくさんのファンが詰め掛ける試合となることだろう。

以上

2005.08.26 Reported by 浅野有香
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