7月24日(日) 2005 J1リーグ戦 第18節
大分 1 - 3 新潟 (19:04/大分ス/23,078人)
得点者:'11 高松大樹(大分)、'68 ファビーニョ(新潟)、'79 ファビーニョ(新潟)、'83 上野優作(新潟)
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「サッカーは90分ということで、最初の45分は、今までの中で最も強い大分を見させてもらいました。ハーフタイムに相手のことを褒めたのは初めて」と新潟の反町康治監督は試合後の会見で開口一番、こう語った。
この言葉通り、前半の大分はいい流れだった。これまでリーグ戦6試合勝ち星なしの悔しい思いを払拭するかのように、選手はよく攻め、よく守った。3月13日の第2節新潟戦(1-2で大分の敗戦)以来、今季2度目のスタメン出場を果たしたFW高松大樹を前線の起点として、サイドや中央からの連動がうまくいき、試合を支配した。そして、前半11分には右サイドバックの吉村光示からのパスを、FWマグノ アウベスがスルー、そのボールをすかさず高松が受け、左足で強烈にゴールに放った。大分としては5月8日の第11節川崎F戦以来の先制で、2万3000人以上入ったサポーターからは大歓声が沸き起こった。
しかし、後半両チームの流れがガラリと変わった。
「前半の15分で3バックに変えようと決めていた。相手のボランチが前がかりになっていて、ウチのボランチがルーズになっていたので。後半から新潟のペースになるとハーフタイムで選手に話しました」と言った反町監督は、後半からシステムを4‐4‐2から3‐5‐2に変更し、MF寺川能人と交代で元大分のFWファビーニョをトップ下に。このシステム変更とファビーニョ投入が功を奏し、大分DF陣をかく乱させた。「3‐5‐2に対しては練習していたのですが、連戦による疲労で足が止まった中、ファビーニョのようなフレッシュな選手が入ってきて流れが変わってしまった(大分・柴小屋)」。
後半23分にはそのファビーニョが強烈なミドルシュートを、続けて34分にも大分の裏を突きペナルティエリア外から豪快なシュートを決め逆転。またFW上野優作の3点目もファビーニョによるアシストだった。
「大分の首脳陣はファビーニョを放出したことをきっと後悔していると思う」と反町監督とうならせるほどの活躍だった。新潟は今季初の連勝、アウェーでの初勝利を飾った。
夏の連戦・HOT6での成績は、大分が4敗2分けで順位は16位、新潟は3勝3敗で順位は11位となった。
ロッカールームから出て来た大分の選手からは、悔しそうな表情がにじみ出ていた。「ファビーニョの特徴は知っていたのに、それでもやられてしまった。まだ自分が出て一度も勝ってない(西川周作)」
「同点になっただけなのに、ガタガタになった。もっと精神的に強くならなければ(阿部吉朗)」
試合後には、前半をいい流れの中で先制していたにも関わらず後半3失点し逆転された、ふがいない試合を見せ付けられた大分サポーター約500人がスタンドに残り抗議を続けた。皇甫官監督はピッチまで出向きサポーターに頭を下げたが、信頼を取り戻すには中断後の後半戦で巻き返しを図り、勝ち試合を見せるしかない。約1ヶ月の中断期間でどう修正するのか。課題は多い。
以上
2005.07.25 Reported by 森田みき
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