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【J1:第18節 G大阪 vs C大阪 レポート】大阪ダービーをガンバが征す!万博は、まさにガンバ劇場!(05.07.24)

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7月23日(土) 2005 J1リーグ戦 第18節
G大阪 4 - 1 C大阪 (19:01/万博/22,232人)
得点者:'9 鶴見智美(C大阪)、'43 アラウージョ(G大阪)、'63 アラウージョ(G大阪)、'70 橋本英郎(G大阪)、'83 遠藤保仁(G大阪)
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 立ち上がりの9分に先制を許したあとの、ガンバ大阪の攻撃力は圧巻だった。
 正確に言えば、先制からしばらくは、引き気味になったセレッソ大阪に対し、リズムを作りきれない時間帯も見受けられた。しかし試合後、ガンバの選手が「焦らず、バランスを崩さずに攻めれば、先に取られても取り返せる自信がチームにみなぎっていた」と声を揃えたように、じわりじわりとゲームのイニシアチブを取り始める。いや、欲を言えば、そうして攻撃の回数を増やしていたからこそ、同点弾を叩き込んだ時間帯がやや遅かったようにも感じられたほど。
 前半終了間際の43分、左サイドからMFアラウージョがドリブルでセレッソ守備陣3人を抜いてペナルティエリアへ突進。「3回目の切り返しのタイミングでコースが空いているのが見えた」タイミングで、角度のないところから左足を振り抜き、スーパーゴール。ガンバが前半のうちにきっちりとゲームを降り出しに戻して、後半へとつなげる。

 とはいえ、当然ながらホーム戦での1-1というスコアにガンバが納得するはずはなく。「一発食らっただけだ。ここから突き放せ!」という西野監督の指示にみられるように、より点を取りにいこうとガンバは、前半36分にMF二川に代わって投入されたMF家長に続き、後半立ち上がりから左ふくらはぎ痛もありスタメンを外れていたFW大黒を投入。「相手はドリブルで仕掛けてくるだろうから、我慢して守ろう」という指示のセレッソ・小林監督とは対照的に、システムを3-4-3に変更し、より前がかりな布陣を敷く。
 となれば、これまでの試合もそうであったように、より攻撃的な姿勢を強く示したガンバに怖いものはなし。63分、MF遠藤のフリーキックに合わせてMFアラウージョが加点し、2-1にすると、その後はまさに『ガンバ劇場』。70分には、MF橋本から左ゴール前のFW大黒、中央のMFアラウージョと繋ぎ、最後は起点となったMF橋本が豪快に左足を振り抜いて、自身の今季初ゴールで追加点を挙げ3-1。さらに83分にはMF遠藤が直接フリーキックのシーンで「サトシ(山口)をめがけて蹴ったボール(MF遠藤)」が直接ゴールに突き刺さり4-1。試合を決定づけた。

 試合後、西野監督は、万博でのダービー戦史上、4番目の観客(22,232人)を集め、大いに盛り上がりを見せたファンのサポートがあったことにも触れ、「スタジアムの雰囲気に後押しされた部分もある」としながら「ガンバらしい攻撃ができたことを逞しく思う」とコメント。7月の連戦前の目標に掲げていた「7月の6連戦でトップに立つ」という目標を実現したことについても、「6月までの戦いの中で苦しんだことが、必ずこの連戦の中でいきると思っていた。実際、こういった結果を残せたことは、ガンバの大きなエネルギーになった」と振り返り、誇らしい表情で会見場をあとにした。


以上

2005.07.24 Reported by 高村美砂
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