6月25日(土) 2005 J2リーグ戦 第18節
京都 3 - 2 甲府 (14:04/西京極/8,831人)
得点者:'3 長谷川太郎(甲府)、'14 リカルド(京都)、'21 アレモン(京都)、'28 アレモン(京都)、'44 バレー(甲府)
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J2屈指の攻撃力、得点力を誇るチーム同士の対決は35度という暑さの中、点の奪い合いとなった。京都が左サイドに美尾を配置した以外は両チームともいつものメンバーでこの一戦に臨む。
甲府のキックオフで始まったゲームは、甲府がまず積極的に仕掛けて試合を動かす。開始早々の3分に倉貫のミドルシュートをエリア内の長谷川がトラップ、足の止まった京都ディフェンスを尻目に右足を振りぬき京都ゴールに突き刺した。
この得点で甲府はますます勢いづく。が、京都は田原のヘディングシュートをきっかけに、米田と斉藤、そして美尾も加わり中盤でパスをつなぎ始めると次第にリズムを取り戻す。2トップの田原とアレモンが距離を近づけお互いのフォローに入れる形を作ると、サイドから2人にボールを放り込み攻撃を仕掛けていく。田原が落としたボールにアレモンが飛び出しチャンスを作るなど甲府を追い込み始めた。
そして、14分、後方からのロングボールを田原がトラップ、エリア内に持ち込むと甲府ディフェンスがファールしPKを獲得する。これをリカルドが冷静に蹴りこんで1-1の同点に。
甲府は左サイドの水越、杉山などが果敢に攻め込み反撃。トップのバレーの頭に再三狙いを定めるものの、京都のディフェンスもこのボールを跳ね返す。
攻撃を続けた京都は、21分、田原に当たったこぼれ球をアレモンが拾い、1人かわしてシュートを放つとボールはゴール右隅に吸い込まれて逆転に成功。その後も、京都は斉藤のミドルでゴールを狙い、甲府は長谷川がトラップで抜け出してゴールに迫るなど見応えのあるゲームを展開する。そして、28分。リカルドからのロングボールを田原とGK鶴田が競り合うとそのこぼれ球がアレモンに、これをGK鶴田の頭上を越える柔らかいループでゴールに収めると京都はその差を2点に広げた。
甲府はバレーが頭で狙うものの枠を捉えられず、このまま前半終了かと思われた44分、FKで石原が入れたボール、を今度こそのバレーが頭一つ飛び出し京都ゴールに突き刺し3-2と1点差にする。
後半、あと1点で追いつける甲府は貪欲に攻めるものの、京都は要所を堅く守り得点を許さない。甲府は横山、須藤、山本を投入し攻撃を厚くして京都ゴールに迫る、対する京都も加藤、中払を入れて流れを変えようとする。いつもなら京都の右サイド加藤が何度も相手ディフェンスを突破する場面を作るが、甲府の左バックの井上は星も含めた京都の右サイドの突破を的確に潰すレベルの高いディフェンスを見せた。京都も高い集中力でゴールに鍵をかけ、結局、後半はお互い無得点で試合は終了。京都が6連勝とした。
お互いのトップが得点に絡み、改めて得点力の高さを見せ付けた両チーム。ハイレベルな戦いはJ2頂上決戦に相応しい試合となった。
以上
2005.06.25 Reported by 武田賢宗
J’s GOALニュース
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