5月28日(土)J2 第14節 甲府 vs 徳島(14:00KICK OFF/小瀬)
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第1クールの出足は好調だった徳島だが、3月19日の第3節(対水戸)以来勝利がない。現在、2勝7分4敗で10位。7分けという結果が勝ちきれない現状を表している。徳島をホームに迎える甲府も5勝4分4敗の5位と勝ちきれない。勝ちきれないという点では徳島のほうが重症であるが、お互いに似たような課題を抱えているチームの対戦だ。
甲府と徳島の第1クールの対戦(4月15日 第7節)は、1−1の引き分けでアウェーの甲府が追いつく展開だった。第2クールに入り、両チームとも先発メンバーが数名変わってきているが、基本的な部分では大きな変化はない。だが、甲府はFWの長谷川がレギュラーを取って攻撃のスピードが速くなっている。ただ、7節で先発したバレーと小倉のコンビネーションとは違い、長谷川のスピードにバレーが対応できていない部分があり、コンビネーションというよりも選手個々の能力で得点を奪うシーンが増えている。FWの2人と中盤の押し上げを合わせたコンビネーションは第1クールのほうが発揮できていた。ただ、決定力不足が引き分けの多さに繋がった。これには、守備陣が最後まで耐え切れなかったという言い方もでき、得点力があっても守りきれない。もしくは、もう少し得点力があれば今の守備力でも勝ちを増やせたと言える。大木監督とすれば、得点力よりも守備力を上げて失点を減らすことを優先したいのではないだろうか。
リーグトップクラスの攻撃力を持つ甲府に対して、徳島が3−5−2システムでどう対応してくるのか。長谷川、バレーのツートップは3枚のDFが数的優位な状態で対応することになるが、ポジションチェンジを頻繁に繰り返す両サイドハーフを正確にマークすることがポイントになるだろう。3−5−2(徳島)と4−4−2(甲府)が対戦した場合、徳島が守備的であれば、甲府も攻めにくい。ただ、徳島自慢のサイド攻撃を仕掛けるには一定のリスクを負ってサイドを上げなければならない。前半は両チーム共にサイドハーフの選手は、攻守で長い距離を走る消耗戦になるだろう。お互いに我慢の前半となりそうだ。甲府のチャンスは、徳島の運動力が落ちる後半にならないと増えてこないことが予想できる。徳島の攻撃陣からすれば、甲府は人数をかけて守るということはしないので、水戸戦よりは攻めやすいはず。ただ、甲府の守備力も向上しているので、後半最後まで攻めきることができないとなかなか隙を突くのは難しいだろう。
京都の独走を許しているJ2リーグ。熾烈な2位争いは、まだまだ続きそうだが、勝ちきれるチームになることが京都を追撃するための条件。成長段階の甲府が、勝ちきれるチームになるためには今の徳島には絶対に負けられない。徳島からすれば、2位争いのグループに加わるには、もう負けることも引き分けも許されない。最後は、お互いの意地が勝負分けることになるかもしれない。
以上
2005.05.27 Reported by 松尾潤
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