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【ヤマザキナビスコカップ:第3節 名古屋 vs 清水 レポート】清水・大爆発の3発でDグループ単独首位。名古屋は勝点なしで予選通過は絶望的。(05.05.21)

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5月21日(土) 2005 ヤマザキナビスコカップ 第3節
名古屋 0 - 3 清水 (19:30/瑞穂陸/7,574人)
得点者:'1 チェテウク(清水)、'11 チョジェジン(清水)、'76 チェテウク(清水)
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 リーグ戦中断期前のチームの調子が、そのまま表れた試合だった。試合は、いきなり清水のゴールで始まった。開始1分、右からのクロスをチェ・テウクが頭で合わせて先制。リーグ戦第2節・川崎戦と同じ時間帯での先制点で、いいイメージができていたのか、スピーディーな攻撃で名古屋を翻弄。さらに11分にはチョ・ジェジンが、名古屋DF2人にピッタリマークされながらも振り切り、左隅から難しい角度でシュートを放ち、2-0と突き放した。「攻守の切り替えが遅い」と、長谷川監督はハーフタイムにコメントしたが、そんなことは微塵も感じさせない、テンポのいい試合運び。特に、先制点を挙げたチェ・テウクは、2列目左から素早い動きで飛び出して名古屋のマークをかく乱、何度もチャンスを演出した。後半にも早いリスタートから前線へ抜け出し、GKとの1対1へと持ち込んでダメ押しのゴールを決め、2得点の大活躍。長谷川監督も「今日の試合は彼(チェ・テウク)につきる。これでやっと目覚めてくれるだろう」と、この活躍に大満足の様子だった。
 
 対する名古屋は、ケガで戦列を離れていたCB増川が4月23日の柏戦以来6試合ぶりの試合復帰。さらにU-20にも選出されているMF本田も2試合ぶりに帰ってきたとあって、久々に攻守ともに明るい材料が揃った。しかし、開始直後から立て続けに失点し、守備の立て直しが遅れ、攻撃もかみ合わない。その中で、孤軍奮闘していたのが本田。激しいマークでボールを奪いに行き、攻撃につなげようと動き回った。前半だけでも3本のシュートを放ち、うち1本は惜しくもバーに嫌われて得点はならなかったものの、高いゴールへの意識をみせた。35分頃には、やっと守備も落ち着きをみせたが、後半、あっさりチェ・テウクにゴール前まで持ち込まれ3失点目を献上。集中力のなさを吐露してしまった。

 しかし、試合内容的には、清水のシュート数15に対し名古屋は13、CK、FKについても五分と五分。もっと肉薄した試合結果になってもおかしくなかった数字が出ている。「幾つかのチャンスを決められず、自らのミスで失点を重ねた」(ネルシーニョ監督)、「清水はチャンスを決めて、こっちは決められなかった。それが今日の試合の差」(本田選手)とのコメント通り、ここに得点の差が出たことは否定できない。確かに「攻撃に行こうという意識はあった」(ネルシーニョ監督)「守備の連携は悪くなかった」(増川選手)が、それ以前に、モチベーション、集中力というメンタリティーに問題はなかったか?そこを立て直せなければ、以前の強い名古屋は帰ってこないのではないかと、不安を残すものだった。

以上

2005.05.21 Reported by 茂木美佐子
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