5月8日(日)J1 第11節 F東京 vs 大宮(15:00KICK OFF/味スタ)
-リアルタイム速報はこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
----------
F東京は6連敗。これはチームのワースト記録で、未経験ゾーンに突入した。クラブとしての姿勢、選手の気持ちの強さ、サポーターの忍耐力…様々なことが試されているところだ。しかし、この連戦の中、修正は容易ではない。
やっているサッカーが間違っているかと聞かれれば、そんなことはない。「攻撃サッカー」は、すでにF東京の代名詞と言っていいだろう。前線のスピード、中盤の運動量の多さ、そしてDFは強く高い。わかりやすいサッカーなのだ。
キックオフと同時にとにかく前へ行く。相手ボールになればチェイシングしていく。高い位置でボールを奪ったら、手数をかけずにゴールを狙う。その疾走感、スピード感がF東京のサッカーの醍醐味だ。
だが、この攻撃サッカーは、とにかく疲れるのだ。この連戦の中、またけが人が多い中では、継続するのが難しい。実際、この数試合だけ見ても、後半の途中になるとかなり運動量が落ちている。どちらかというと前半勝負であり、後半に2点取れるサッカーではない。ケガ人も多くベストメンバーが組めない今の状態では、先制されるのは厳しい。だからと言って、6連敗しているからリスクを考えたサッカーをするのか? 前半に体力を温存して守備的に行くのか?…すべて「NO」だろう。
この状況で対戦するのが大宮。そのサッカーはF東京の対極を行くと言ってもいいだろう。サッカーそのものも試合運びも、リスクを最低限にすることを考えている。ましてやJ1昇格初年度。まずは降格しないことが使命である。さらにアウェーだということを考えても、F東京の「攻撃サッカー」に付き合うとは考えられない。少なくとも勝ち点1を目指し、逆にカウンターを狙いに行くはずだ。
注目すべきは、川崎FからF東京に移籍して開花したFWトゥット、東京ガスジュニアユース出身のボランチ・ディビッドソン純マーカス。他のカードとは意気込みは違うはずだ。
F東京としては、先制点を奪われるようだと厳しい相手であり、やはり点を取りに行くしかないのだ。ここに来て、前々節の大分戦で負傷したルーカス、戸田が早くも全体練習に復帰するという明るいニュースもある。90分は難しいだろうが、彼らの復帰は大きな希望だ。
さて、両チームのリーグ戦での対戦は99年以来。それ以前のJFL時代は何度も名勝負を繰り広げた中である。大宮がJ1に昇格して、ようやく合いまみえることになった。F東京は、昨年の天皇杯5回戦で6対3で大宮に勝ったものの、外国人選手抜きの大宮だっただけに、引きあいに出せるものではない。現状は、16位(F東京)と4位(大宮)。謙虚に、しかし、F東京らしいサッカーを見せてもらいたい。
以上
2005.05.06 Reported by 荒川裕治
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第11節 F東京 vs 大宮 プレビュー】6連敗中のF東京が、ホームに迎えるのは堅守の大宮。先制点が勝利のカギか。(05.05.08)
- 2024 明治安田Jリーグ終盤戦特集
- アウォーズ2024
- 2024J1昇格プレーオフ
- J3・JFL入れ替え戦
- bluelock2024
- 2024 明治安田Jリーグ フライデーナイトJリーグ
- 2024JリーグYBCルヴァンカップ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- FIFAワールドカップ26 アジア最終予選 特集ページ
- 2024天皇杯
- 明治安田Jリーグ 月間表彰
- 2024Jユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
テレビ放送
一覧へ明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off