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【J1:第11節 神戸 vs 磐田 プレビュー】レオン采配3試合目の神戸、連勝中の磐田から勝ち点を奪えるか(05.05.08)

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5月8日(日)J1 第11節 神戸 vs 磐田(16:00KICK OFF/神戸ウイ)
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 4月19日に松永英機前監督が解任されてから、エメルソン・レオン新監督の招へい、コーチ陣の刷新など、低迷からの脱却に向けて慌しく動く神戸。しかし、チームは成績を残せず、リーグ戦は第5節以降6連敗、勝ち点5で最下位に沈んでいる。このゴールデンウィークでは週2回のタイトなスケジュールに加え、鹿島、G大阪、浦和といった優勝候補と当たり、厳しい戦いを強いられた神戸は、今回も日本代表を数多く擁する強豪・磐田との対戦を控える。

 それでも、レオン監督が指揮を取り出してからの神戸は、G大阪戦では「負けるべくして負けた」のが、浦和戦では「勝ちにふさわしいゲームをしていた」(以上レオン監督)と、徐々にチームの状態や試合内容はよくなってきており、今度こそホームで磐田から勝ち点を奪い、浮上のきっかけをつかむべく、反撃の狼煙をあげたいところだ。

 前節の浦和戦で神戸は、1点を先制された後半からピッチに入った和多田のポストプレーで攻撃にタメを作ることができ、加えてペナルティーエリア付近でファウルを取れるようになったことで、セットプレーを軸にチャンスを数多く得ることができた。和多田のロングスローや、三浦淳の精巧なプレースキックから何度もあわやというシーンを作るも、松尾のヘッドがGK正面を突くなどの不運もありゴールを奪えなかったが、「セットプレーでゴールを狙おう」という方向性や統一感が見られたのは大きい。
 また、守備面においても松尾をリベロに置いて1枚余らせて、ストッパーに北本と室井、ボランチに菅原と佐伯、右に朴康造、左にホージェルという形で、前半こそスピードのある浦和攻撃陣にてこずったが、後半は役割分担が明確になって安定性も増し、失点を最少の1に抑えることができた。おそらくは磐田戦でもこのシステムを継続するものと思われる。

 ただ、神戸で気になるのは要所でのミス。特に中盤で不用意なドリブルやパスをカットされてピンチを招くことがこれまでは多く、ファウルで止めざるを得ないケースも目立っていた。ボランチのポジションも深く、前線との間が広がって、攻撃への厚みが出せないということになるのが、悪いときの神戸。名波、藤田、福西など経験豊富な選手の多い磐田はその細かいミスを突くのがうまいだけに、いかに集中を切らさないでプレーするかということも、今回の神戸には大事なテーマとなる。そのあたりで、レオン監督の指示や選手交代は見所であり、実際に浦和戦でも的確な修正を加えることができていたために期待は持てる。これまで磐田に対してリーグ戦で3分け13敗とまったく結果を出せなかった神戸だが、今度こそこのデータを覆したいと、選手たちの意気込みもすさまじい。

 一方の磐田だが、開幕ダッシュでつまづきながらも、ここ3試合で2勝1分けと復調し、勝ち点も14として順位を7位に上げてきた。なかでも3試合連続でゴールを決めているFW前田、前節で逆転弾を決めたFWカレン ロバート、スピードと運動量を活かしてチャンスを作るMF太田といった若手の活躍が目覚しい。彼らを中心に、得意とする神戸戦で今季初の3連勝を達成し、上位へ殴りこみをかけたいところだ。

 8日の神戸ウイングスタジアムでの試合は、16時キックオフ。残り8ゴールとなった10,000ゴールという節目の数字は、この両チームのイレブンから出る可能性は低いと思われるが、三浦知と中山の両ベテランの激突、互いに得意とするセットプレーでの攻防などなど、この一戦の楽しみは随所にある。ただ、残り20試合以上とはいえ、神戸にとってはもうひとつも落とせない試合が続く。ホームで、磐田を相手に神戸の意地がどれだけ見られるか。レオン体制3試合目は、そろそろその真価が問われることになるだろう。


以上

2005.05.06 Reported by 前田敏勝
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