5月8日(日)J1 第11節 清水 vs C大阪(15:00KICK OFF/日本平)
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堅守を軸に調子を上げてきた2チームが、ゴールデンウィーク連戦の最後に対決。どちらのチーム力が本物か、疲労が蓄積する中で、その真価が問われるゲームとなる。
先に勢いに乗ったのは、アウェーのC大阪。開幕3連敗を喫したものの、その後は4勝3分と負けなしで、順位も5位に上げてきた。その好調の要因は、やはり7試合でわずか4失点という堅い守りにある。開幕時よりも守備のゾーンを少し下げたことで、組織的な守りが機能し、カバーリングも良くなって、4つの勝ち星がすべて1点差という勝負強さを見せている。また、ケガで離脱した選手の代わりにスタメンに定着したDFの前田やボランチの下村らが期待以上の働きを見せていることも大きい。
得点力のほうは、ここ7試合で8得点と高いとは言えないが、元々カウンターは得意としているチームであり、はまったときの切れ味は鋭い。また、1トップの西澤のキープから森島と古橋が飛び出すという形も大きな武器となっている。
さらに、現在5試合連続で同じスタメンを組んでいることも、安定した戦いの一因になっており、今回も同じメンバーで来る可能性が高い。
清水のほうは、結果が出るまでにだいぶ時間がかかったが、7節(千葉戦)で初勝利を挙げてからは2勝2分。ホームで連勝を果たした後の前節は、王者・横浜FMにかなり押し込まれ、前半に先制点を奪われたものの、後半は積極的な戦いで流れを引き寄せ、同点に持ちこむ粘りを見せた。引き分けとはいえ、チームとしての自信をさらに増したゲームと言える。
ただ、澤登、伊東、杉山と中盤に負傷者が続出しているのは苦しいところ。それでも、前節で伊東の代役を務めた高卒新人の岩下が高いパフォーマンスを見せ、左足首捻挫の伊東も、今節に強行出場してくる可能性がある。佐藤が負傷から復帰したこともあって、戦力的な損失は最小限にとどめられそうだ。もちろん、ここまで10試合で9失点の守りが崩れることもないだろう。
あとは、同じく堅守のC大阪からゴールが奪えるかどうかだが、その意味では、ここ2試合で3得点しているチョ・ジェジンの復調ぶりが頼もしい。チョも左足や肋骨の痛みを抱えており万全とは言えないが、エースの自信は取り戻しつつある。
ホーム3連勝を目指す清水の戦い方としては、まずは西澤に入るボールを絶ち、ボールが入ってもキープさせないことが、森島と古橋の飛び出しを抑えるためにも重要になる。そして攻撃では、3バックの両サイドのスペースをついてチョの高さを生かすことが課題となるだろう。逆にC大阪の立場からは、前線の3人が厳しいマークに負けずにどれだけ動いてボールを引き出し、キープできるか、そして清水のサイド攻撃をどれだけ防げるか。そのあたりにも注目しながら観てみたい。
現在の順位は、C大阪が5位、清水が13位だが、この試合に清水が勝てば両者の順位は入れ替わる。それだけ今のJ1は混戦状態にあり、どちらも連戦の疲労が蓄積しているのは間違いないが、この試合はチームの勢いと自信をさらに伸ばすために、とても重要な一戦となるだろう。
以上
2005.05.06 Reported by 前島芳雄
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