5月7日(土)J2 第11節 水戸 vs 仙台(14:00KICK OFF/笠松)
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ゴールデンウィーク終盤の5/7(土)に開催される第11節、水戸はホーム2連戦目に仙台を迎える。
仙台というチームは、水戸サポーターにとって何故か親近感があるように思えてならない。それは、惜しまれながら仙台に移籍した磯崎の存在が由縁ではないだろうか。それだけに、今回磯崎が前節の退場による出場停止でピッチに立てないことは、仙台サポーター同様に水戸サポーターも残念でならないだろう。
今節で第1クールも終了し、各チーム1巡目の対戦が終了する。ここまでの各チームの戦いは、まず自チームの戦力や戦術を推し量りながら、と同時に対戦チームの分析をするという、言ってみれば手探りの状態で進められていたように思う。
それは水戸も例外ではない。一見「得点力が頭抜けているデルリスを攻撃の中心に、そして4バックが堅い守備を見せる」ということで方針は固まっているようだが、それを実現するにはどの組み合わせがベストなのか、どういう展開を目指すのか、約束事は何なのかなどという面で、チーム全体としてコンセンサスが得られていないような感じが否めない。
例えば、本来右サイドでプレーしていた関をあえて左サイドにし、アーリークロスでデルリスの前のスペースをシンプルに使うことが狙いなのかと思いきや、当事者の関は執拗に縦への突破を試みる。結果として質の高いセンタリングは上がらず得点に結びつくことは少ない。こういった『オフェンス面でのギクシャク感』は明らかにボランチを含めたディフェンス陣の負担になる。負担が増え消耗すれば判断能力も鈍るし、意思の疎通もできなくなる。そして集中も切れる。結果として失点する…。
水戸は前節・鳥栖戦を『勝てる試合を落とす』というアンラッキーな試合だったという考えではなく、ウィークポイントを見抜かれ、それに対応できずに『負けるべくして負けた』と考えざるを得ないのではないだろうか。確かに開幕当初のディフェンスの崩壊からは脱し安定した試合を見せているが、ワンミスで失点した前節の敗戦は、守備陣への負担が招いた『必然の失点』であろうし、現在の水戸の課題を浮き彫りにしていたようなものと考える。
中2日でこれといった修正ができないことは仕方ない。その上、連戦で消耗しているのも理解できる。「コンディションが万全なのは小椋と、復帰してきた吉本(前田監督)」。この2選手の出場は濃厚だ。小椋による中盤の活性化と、吉本のディフェンスラインからのフィードにより、勝利を目指せるゲームになることを期待したい。
一方の仙台もまた、序盤は迷走していたチームという感がある。今季は昇格を狙える位置につけるべきチームと考えられていたが、敗戦のほとんどが完封負けで、得点力や決定機を作るプロセスに改善のポイントがあったと言えるだろう。
都並監督が「今季のベストゲームといってもいい」と評した9節では、とりわけボールの奪い方と攻撃への切り替えが素晴らしかった。これは、「最終ラインを押し上げ、中盤の高い位置でプレスをかけても相手にスペースを与えないようにする」という具体策を実践したからに他ならない。前節は、山形に破れはしたものの「それほど落胆する必要はない(10節・都並監督)」というゲーム内容。千葉、磯崎が累積警告と退場による出場停止で抜けるが、その穴をカバーする選手がフィットして、上向きになってきたサッカーに、スピードや戦術、あらゆる面で対応し『迷走を脱したサッカー』を展開できるのかが鍵になりそうだ。
今節は、笠松で『ファミリーJoinデイズ』が開催される。オリジナルの応援グッズを作成し、それを使って水戸を応援するという企画。昨季の企画も大好評で、昨年(5/5・大宮戦)は2-0の完勝をおさめた。水戸にとってはゲンのいいファミリーJoinデイズに、順位を入れ替える勝点3をもぎ取ることができるか。
サポーターも、そして選手たちも納得のいくサッカーで、大勢集まる家族たちの思い出になるようなゲームを期待したい。
以上
2005.05.06 Reported by 堀高介
J’s GOALニュース
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