5月7日(土)J2 第11節 徳島 vs 福岡(14:00KICK OFF/鳴門)
-リアルタイム速報はこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
----------
徳島はここまで2勝5分3敗で7位。13得点13失点の成績は、まずまずと言ったところだろうか。もちろん、チームも選手も満足はしていないが、初めて戦うJリーグ、しかも相手の様子もわからない中での戦いであることを考えれば、スタートとしては十分に及第点がつけられる。
しかし、目指すはリーグ上位。そういう意味では、第2クール以降への勢いをつけるためにも、第1クール最終戦は勝利で終えたいところ。相手はJ1昇格候補の福岡だが、持ち前のアグレッシブな姿勢で迎え撃つ。
3-5-2の布陣で戦う徳島は、豊富な運動量をバックボーンにして、中盤でのプレスから奪ったボールを素早くゴールまで運ぶのが特徴のチーム。高い位置にポジションを取る両ウイングバックの縦への突破と、トップ下を務める伊藤彰の裏のスペースへの飛び出しが攻撃の中心。チーム全員で献身的に動き回る機動力のあるチームだ。ここまで無得点試合は2試合と攻撃力にはある程度の計算が立つ。
しかし、直近の5試合で1敗4分と勝ちきれない試合が続いている。原因は攻撃のバリエーションに欠けること。それが、2点目を取り切れないという結果を招いている。その課題を解決するためにはボランチの展開力が必要だが、そのためにも、中盤では積極的に前からボールに絡みたい。ホベルト・松下の福岡のダブルボランチは強力だが、ここでの戦いを避けては主導権は握れないからだ。最終的には、ここでのぶつかり合いが勝負の鍵を握りそうだ。
一方、J1昇格の有力候補とされる福岡は現在2位。しかし、成績に反して戦い方は良くない。開幕から消化不良の試合を続けながらも「負けない」という結果を残すことで波に乗るかと思われたのだが、第8節の札幌戦でチーム状況は大きくマイナス方向に傾いた。
ここまでの戦い方を見て気になるのは、自分たちのスタイルを発揮できていないこと。札幌戦では自慢の組織力が全く発揮されず、前節の甲府戦では、先制点を奪われた後は甲府に試合をコントロールされて、勝機を見出せないままに初めての敗戦を喫した。
身につけた戦術や、個々の技術に問題があるわけではない。それを試合で表現できないのが悩みの種。しかし、逆に言えば、ほんの少しの気持ちの切り替えで本来の姿に戻れるとも言える。結果が出ない焦りもあるかもしれないが、まずは原点に戻って、自分たちが積み重ねてきたことを信じきることが大切だろう。「次の試合は真価が問われる」。岡山はそう語るが、強い気持ちを持って試合に入れるかがポイントだ。昨年、混戦模様に巻き込まれてJ1昇格を逃した悔しさを生かせるかどうか。福岡にとっては大事な一戦になる。
数字の上では44分の1の試合。しかし、第1クールの締めくくりの試合の持つ意味は、単なる1試合というだけに留まらない。全てのチームとの対戦を終えて、自分たちの位置がどの辺りにあるのか、第2クールに勢いをつけて入っていけるのか、そして目標であるJ1昇格に必要な勝ち点を順調に積み重ねられているのか等々、様々な結果がついてくる。たかが1試合。されど1試合。連休の終盤に行われる試合では、多くのサッカーファンの目を釘付けにするような試合を期待したい。
以上
2005.05.06 Reported by 中倉一志
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第11節 徳島 vs 福岡 プレビュー】第1クール最終戦、徳島が強豪福岡相手に49日ぶりの勝利を目指す(05.05.06)
- 2024 明治安田Jリーグ終盤戦特集
- アウォーズ2024
- 2024J1昇格プレーオフ
- J3・JFL入れ替え戦
- bluelock2024
- 2024 明治安田Jリーグ フライデーナイトJリーグ
- 2024JリーグYBCルヴァンカップ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- FIFAワールドカップ26 アジア最終予選 特集ページ
- 2024天皇杯
- 明治安田Jリーグ 月間表彰
- 2024Jユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE
テレビ放送
一覧へ明治安田J1リーグ 第37節
2024年11月30日(土)14:00 Kick off