5月4日(水) 2005 J1リーグ戦 第10節
神戸 0 - 1 浦和 (16:04/神戸ウイ/25,104人)
得点者:'29 田中達也(浦和)
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ウイングスタジアムでのホーム戦では史上4位の観客数25,104人を集めた『ヴィッセル神戸VS浦和レッズ』戦。クリムゾンレッドのヴィッセルサポーターと真っ赤な浦和レッズサポーターがゴール裏で盛り上がりを見せる中、16時4分、キックオフを迎える。
スタートから、1プレー1プレーに両サポーターのブーイングと声援が交互に鳴り響き、スタジアムの雰囲気は最高潮。そんな中、最初のゴールチャンスは、6分、神戸にコーナーキックで訪れる。前日、前々日と念入りにトレーニングを行なっていたセットプレーからのゴールチャンスだけに、先制の期待が寄せられるが、MF三浦淳が蹴った右コーナーキックは中央で相手DFにクリアされ、決定的シーンにはならない。以後も9分にフリーキックのチャンスを得た神戸は左タッチ際からMF三浦の蹴ったボールにDF松尾が頭で飛び込むがDFがクリアしコーナーキックに。その左コーナーキックも、ファーサイドで相手GKがパンチングではじき出し、決定的シーンを作らせてもらえない。
とはいえ、立ち上がり20分は明らかに神戸ペース。レオン監督のいう「ボールを奪ったあと、早く、目的意識を持った攻撃を仕掛けろ」というサッカーを体現する形で攻撃にリズムを見い出す一方で、相手のカウンターからの攻撃にも落ち着いて対応。個々がしっかりとプレッシャーをかけることで、相手の3トップを前へ走らせない堅守が光る。
その浦和の最初のゴールチャンスは、コーナーキックから。22分、MF三都主の蹴ったボールはニアにあわせられるものの、神戸MF菅原に弾き返されゴールにならず。以後はこれといって好機を作りだせない浦和だったが、29分、MF山田が右サイドから前線にパスを通し、それにFW田中が反応してゴール。集中を見せていた神戸の守備が、一瞬崩れたところを見逃さず、1度のカウンターをゴールに結び付けて効率良く、浦和が先制点を挙げる。これにより、またしても相手を追い掛ける展開となった神戸。規律のとれた攻守を展開していただけに、この先制点が残り時間にどう響くのかが心配されるが、大きな動揺は見られないまま残り時間が過ぎ、0-1の浦和リードで前半を折り返す。
後半、神戸はスタートからFWカズに代えてFW和多田を投入。そのFW和多田をターゲットとして、立ち上がりから何とか攻撃の糸口を見い出そうとするが、なかなか決定機を作りだせない。7分にはゴール前の混戦からFW播戸、MFホージェル、MF朴らが何とかゴールを割ろうとシュートを立続けに放つ も、それらすべてが浦和DFに弾き返され枠まで届かず。それでも、ゴールを予感させる攻撃の連続にサポーター熱もヒートアップ。シュートを放つ度にスタジアム中にどよめきが鳴り響く。16分にも、右タッチ際でフリーキックのチャンスを得た神戸は、MF三浦淳の蹴ったボールに中央でDF室井が頭であわせたものの、またしても相手GKの右手に弾かれゴールネットを揺らすことはできない。対する浦和も、22分にFW田中に代えてDF堀之内を、MF三都主に代えてMF平川を投入。やや守備的布陣にシフトチェンジをしながら、カウンターからの少ない攻撃チャンスにFWエメルソンらが思い切りのよいシュートを放つが、相手GKに押さえられ追加点を奪うには至らない。
以後も、MF佐伯に代えてMF薮田、FW播戸に代えてFW村瀬と、攻撃の枚数を増やした神戸は、再三にわたるセットプレーのチャンスからゴールを狙い続けるが、ゴールネットを揺らすことはできず。結局、0-1で試合終了となり、神戸は6連敗を喫することに。とはいえ、今日のサッカーを見る限り、また浦和・ブッフバルト監督の「神戸は最下位という順位にいるチームじゃないことを示すサッカーをしていた」という言葉を聞く限り、更に言えば神戸・レオン監督が「今日は負けに値するゲームではなかった」と胸を張ったように、内容は充実を見せていたのは事実。となれば、足りないのは「勝つこと」のみだ。
以上
2005.05.04 Reported by 高村美砂
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