2006ワールドカップアジア地区1次予選
9月8日(水)17:30KICK OFF(日本時間21:00)
インド代表 0 - 4 日本代表(Salt Lake Stadium, Kolkata)
<得点者>
44分:鈴木隆行(日本:鹿島)
59分:小野伸二(日本:フェイエノールト)
72分:福西崇史(日本:磐田)
87分:宮本恒靖(日本:G大阪)
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「私は奇跡を信じている。サッカーでは、何が起こるか分からないから」
しかし、インドのコンスタンティン監督の願いは叶わなかった。ハーフタイム、まさかの停電で後半の開始が約25分間遅れるアクシデントに見舞われたものの、日本は最後まで集中を切らさずに、4-0とインドに快勝した。
前半ロスタイム、鈴木のゴールで先制した日本は、停電明けの後半もリズムを崩すことなく、小野、福西、宮本のゴールで3点を追加し、インドを突き放した。
W杯アジア1次予選、敵地コルカタで激しい暑さと湿度の高さに苦しめられたものの、確実に勝ち点3を積み重ねた日本は、4連勝でグループ3の首位をキープした。この結果、得失点差でも2位オマーン(勝ち点9、得失差+12)を上回った日本(同12、同+13)。次戦10月13日のアウェイでの直接対決で、引き分け以上なら1次予選突破が決まる。
日本のスタメンは予想通り。GK川口、3バックは右から田中、宮本、中澤。右に加地、左に三都主、ボランチは小野と福西。2トップは高原と鈴木、トップ下には本山が入った。
序盤は、5バック+3人の守備的MFを置くインドにスペースを与えてもらえず、苦戦を強いられた日本。暑さが影響してか、全体的に動き出しが遅く、高原と鈴木の2トップも前線で起点となれず。「積極的に行くつもりだったが…。暑さで動きが落ちてしまい、ミスが多くなってしまった」(高原)。W杯予選では初先発、トップ下で起用された本山もボールに触る回数はわずか、完全に存在感を失っていた。「まったく何もできなかった」(本山)。
そんななか、先制ゴールは前半ロスタイムに生まれることに。左サイドを上がった三都主が、本山の頭で落としたボールを受けると、中央へ切り返し右足でシュート。このボールはGKに弾かれたものの、こぼれ球を鈴木が左足で押し込んだ。鈴木のアルゼンチン戦に続く2試合連続ゴールで、日本は『ボールを支配しながらもゴールを奪えない』という嫌な流れを断ち切った。
そして迎えた後半。59分にゴール正面約25メートルの位置で得たFKを、小野がゴール左スミへ沈める。「よく決まったなという感じ。ラッキーゴールだった」と小野自身が語ったシュートは、GKの手前でイレギュラーバウンドする幸運にも助けられ、インドゴールに吸い込まれた。
これでリードを2点に広げた日本は66分、疲れの見えた高原に代えて、久保がピッチに入ると、さらに勢いを増した。72分、その久保が起点となって最後は三都主の左クロスから福西がヘッドで決めた。「アレ(三都主)がこっちを見てくれていたので来るなと思った」(福西)。
73分、田中に代わって藤田が入った日本は、3バックから4バックへとディフェンスラインを変更。82分には、後半途中に相手選手との接触で左手の小指を骨折していた本山に代わって、小笠原がピッチに入ったが、日本ペースは変わらず。終了間際の87分、その小笠原のCKを中澤がつなぐと、ファーに走り込んだフリーの宮本が右足のアウトでダメ押しの4点目を挙げた。「来ると思って走っていた。思い切って打ちました」(宮本)。
12万5000人収容のソルトレーク・スタジアムは8割方埋まり、ムードは完全なアウェイ。殺気立つ、緊迫した雰囲気こそなかったものの、スタジアムはどこか異様な空気に包まれていた。うだるような暑さ、湿度90%も、大きな敵だった。相手は格下のインドと言えども…。
これでジーコ監督就任後の日本の通算成績は21勝8分8敗。日本はアジア1次予選突破に向け、確実に勝ち点3を獲得し、また一歩2006年のW杯へ近づいた。
以上
2004.9.7 Reported by スポマガ WORLD SOCCER
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◆グループ3 順位表
1. 日 本 勝点12 4勝 0分 0敗 14得点 1失点 得失点差+13
2. オマーン 勝点9 3勝 0分 1敗 14得点 2失点 得失点差+12
3. インド 勝点3 1勝 0分 3敗 2得点 16失点 得失点差-14
4. シンガポール 勝点0 0勝 0分 4敗 1得点 12失点 得失点差-11
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