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ルヴァン 準々決勝 第1戦
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【第11回AFC U-17サッカー選手権大会2004 日本 vs 中国 プレビュー】予選突破のためには大量得点で勝利を!(04.09.08)

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9月8日(水)AFC U-17サッカー選手権大会2004 グループリーグ
日本 vs 中国 19:00KickOff/藤枝総合運動公園
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グループA組は2試合を終え決勝トーナメント進出チームの1つが決まった。6日、北朝鮮に2-1で勝った中国が勝ち点6となり最終戦で日本に負けても2位以上が確定したのだ。日本はタイに1-2で逆転負けを喫したことで勝ち点は1のまま。そして、タイが勝ち点3、北朝鮮が勝ち点1となっている。グループリーグ最終戦(8日)は中国対日本(藤枝・19時キックオフ)、タイ対北朝鮮(日本平・19時キックオフ)と同時刻キックオフ。日本が2位に入るためには中国に勝つことと北朝鮮がタイに勝つか引き分けることが絶対条件。タイが勝てば日本は決勝トーナメント進出の望みが絶たれる。

グループリーグの順位は(1)勝ち点、(2)得失点差、(3)総得点数、(4)当該チームの直接対戦成績、(5)当該チームでのPK方式、(6)抽選の順になっているので、日本が中国に勝ち、北朝鮮がタイに勝てば北朝鮮と、引き分けた場合はタイと勝ち点4で並ぶ。2戦を終えた時点の得失点差を見ると日本が-1、北朝鮮が-1、タイが±0なので、日本としては北朝鮮がタイに勝って、勝ち点4で並んだほうが中国から取る得点が1点少なくすむ。決勝トーナメント進出のためには、点差を大きくつけて中国に勝ちたいところだ。波に乗れば可能だと思うが、現実的には1点差の勝負となるだろう。決勝トーナメント進出を決めた中国の気が抜けることを期待したいが、2位通過でグループB組1位通過の韓国との対戦は中国も避けたいだろう。中国の張監督は「日本戦は全力で行く」と、まるでアジアカップのリベンジでもするような不敵な笑顔で話している。日本が1点差で中国に勝った場合、タイと北朝鮮が引き分けると得失点差でもタイと並んで総得点勝負になり、タイに2点差をつけられている日本は不利。北朝鮮がタイに1-0で勝つことが日本の理想となる。そうはいっても、中国に日本が3-0以上で快勝することを信じたい。

8日に対戦する中国は、尻上がりによくなっている印象を6日の北朝鮮戦で見せた。北朝鮮も粘り強く最後まで戦ういいチームだったが、最後は中国のフィジカルの強さが北朝鮮を跳ねのけた。中国は右からの攻撃が多いので、日本は左サイドが一つのポイントになる。今大会を見ると、ディフェンスラインでは金子、中盤では堂柿、中島という選手を起用してきたが、布監督がどう判断するのか。そして、いちばん気になるのはFWの2枚だ。4人中180cm上の選手が3人いる中国のディフェンスラインに、フィジカルで勝負することは難しい。小澤を軸に、喜山、伊藤を組み合わせてくるのか、フィジカルの強い平繁に連続してチャンスを与えるのか、監督の判断に注目だ。

ディフェンス面では、中国の攻撃の起点となるボランチの2枚(李、楊)のマークがポイントになる。特に彼らが引いてボールをもらうとき、または、一端消える動きをしたときにマークをどうするかだ。FWが下がってマークするのか、ボランチが追っていくのか。FWが下がる場合は献身的なディフェンスが出来る選手を選ぶ必要があるだろう。中国はこれまで対戦したチームの中では最もフィジカルが強いが、ヨーロッパで数多く対戦した相手に近いともいえる。攻守で競り合いを嫌わず、粘り強く競り勝つという部分では絶対に負けてほしくない。

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日本代表注目選手PART(3)

青山隼(あおやま・じゅん)
1988年1月3日生まれ。176センチ、60キロ。名古屋グランパスエイト

布監督の信頼を早くから得ており、吉本と共にチーム発足当時から選ばれ続けてきた。このチームでは、ボランチとセンターバックの両方のポジションをこなす。布監督は、冷静でクレバーな部分を高く評価している。まだまだ成長過程であるが、自信と闘争心を更に強くして日本チームをリードしてほしい選手だ。

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グループA組 順位表
中 国 勝点6 2勝 0分 0敗 4得点 2失点 得失差+2
タ イ 勝点3 1勝 0分 1敗 3得点 3失点 得失差 0
北朝鮮 勝点1 0勝 1分 1敗 1得点 2失点 得失差-1
日 本 勝点1 0勝 1分 1敗 1得点 2失点 得失差-1

以上

2004.09.07 Reported by 松尾潤
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