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【ヤマザキナビスコカップ:準々決勝 東京V vs 清水 プレビュー】ナビスコ杯因縁の対決再び!今回の軍配はどちらにあがるか!?(04.09.04)

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9月4日(土)ヤマザキナビスコカップ 準々決勝 東京V vs 清水(19:00KICK OFF/味スタ)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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ヤマザキナビスコカップ準々決勝、味の素スタジアムではAグループ1位の東京VとCグループ2位の清水が激突する。

ナビスコカップでのこの顔合わせを見て、懐かしいと感じる人もいるはずだ。Jリーグ開幕の前年に行われた1992年ナビスコカップでは、56,000人の観衆を集めた国立で「V川崎(現・東京V)対清水」の決勝戦が行われ、カズ(三浦知良)のゴールでV川崎が初代チャンピオンに輝いた。清水がリベンジを胸に挑んだ翌年の大会では、決勝まで駒を進めるも、またもやV川崎に優勝を阻まれてしまう。しかし1996年大会で三たび決勝での同カードが実現。死闘の末PK戦を制した清水は、ようやくV川崎の目の前で優勝カップを手中に収めたという、とりわけ当時の清水サポーターにとっては因縁の対決だった。

あれから8年。両チームのナビスコカップでの対戦は、予選では2002年にあるが、今回は準々決勝。しかも東京Vのアルディレス監督は、1996年に清水を率いていた優勝監督だ。清水には澤登、森岡、戸田、伊東などの優勝メンバーも残っており、サポーターも特別な思いでこの試合を楽しむことになるだろう。(戸田は出場停止のため、明日は欠場)

さてその両チームだが、ともにリーグ戦では波に乗り切れない状態が続いている。

特に東京Vは、第2節で浦和に7失点したことによる「自信喪失が原因」(アルディレス監督)で、第3節のF東京戦でも本来のサッカーをすることができなかった。この時アルディレス監督は、試合後にシステムのテコ入れを示唆。そして今回「やはり相手に知り尽くされた3-5-2は限界がきている」と、4-4-1-1に変更して清水戦に臨む。メンバーにも手を加え、相馬、ウーゴが久しぶりに先発予定。更に廣山が満を持しての加入後初先発で、シャドーストライカー的な役割を担うことが濃厚。「FWとして起用されればスピードが通用すると思う」と話していた廣山だが、紅白戦では1トップの平本の周りを走り回りながら効果的な飛び出しを幾度も見せ、チャンスを作り出していた。システム、メンバーともに『試験』的な意味合いを持つ清水戦となるが、「練習通りのプレーができれば結果はついてくる」とアルディレス監督は自信を見せた。

一方の清水も連勝をかけて臨んだリーグ戦第3節では決定機を幾度も作りながらG大阪に完封され、「決めきれない」という攻撃面での課題を露呈した。

しかしその課題解決の鍵を握る、新加入FWチョ・ジェジンがこの試合でいよいよ先発することになりそうだ。G大阪戦でJリーグデビューを飾ったチョ・ジェジンのプレーに、石崎監督は「あの高いヘディングを周りがもっと活かしていければ武器になる」事を改めて確認。1週間経ち連携が深まったこの東京V戦での活躍に期待を込める。「大勢のサポーターの前でゴールを取りたい」と話すチョの来日初ゴールの可能性は十分で、出れば文句なしの清水一番の注目プレーヤーだ。他にDF面では出場停止の戸田に代わり、約5ヶ月ぶりに池田昇平が公式戦に復帰することになりそうだが、それ以外のメンバーは前節と同様の布陣となる見込み。G大阪戦でも内容では劣ってはいなかっただけに、やはりこの試合では「決定力」がキーポイントとなる。

今季このカードの対戦成績は清水の2戦2勝。しかも去年も東京Vは清水に一度も勝てていない。「なぜかやられる。今年のプレシーズンマッチでも、DFが試合中に『あれ試す?』とか喋ってるのが聞こえてきて。おい、余裕だなって」とMF小林慶は苦笑する。MF林は「清水戦では攻撃に時間がかかりすぎる事が多い…いや、時間をかけさせられてしまう」と印象を語ったが、いずれにしても、清水が東京Vを下すコツを知っているのは間違いない。

今回もすんなりと清水が勝利するのか、逆に東京Vが清水に一矢報いる事ができるのか。両サポーター注目の試合は4日、19時に味の素スタジアムでキックオフされる。

以上

2004.09.03 Reported by 高木聖佳

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