9月4日（土）ヤマザキナビスコカップ 準々決勝 浦和 vs 横浜FM（18:00KICK OFF/埼玉）
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　ヤマザキナビスコカップはいよいよ準々決勝を迎え、明日4日（土）にはベスト4進出をかけ、8強が激突する。なかでも注目は、昨年の同大会でクラブ史上初となるタイトルを獲得し、連覇に向け勢い付いている浦和と、現在リーグ戦3ステージ連続制覇中と最も安定感のある横浜FMの一戦だ。

　昨年までのホーム＆アウェイから一発勝負の戦いに、その方式を変えたナビスコカップ。やはりホーム、埼玉スタジアムでの試合となる浦和に若干の地の利がありそうだ。

　その浦和は、セカンドステージ開幕3連勝と絶好調。先週行なわれた第3節でも、終了間際の長谷部の決勝ゴールで磐田に3対2と競り勝つなど、勝負強さを見せた。また、その試合で五輪帰りの田中達と闘莉王も復帰。横浜FM戦では、日本代表の三都主がW杯予選のインド戦のため、チームを離れることになったが、戦力は整いつつある。

　リーグ戦3試合で6失点を喫している守備は気になるものの、それを上回る攻撃力が浦和の魅力。第2節の東京V戦では永井と山瀬がともにハットトリックを達成するなど、計7ゴールを奪う猛攻を見せた。さらにエメルソンや長谷部も好調をキープし、3試合を終えての得点は13。現在、リーグナンバー1の攻撃力を誇っていることは言うまでもない。

　唯一補強ポイントに上がっていたDFラインにも、ブラジルからネネを獲得。早ければ4日のナビスコカップからの出場も可能ということだ。

　対する横浜FMは、中澤、松田らを中心とする強固な守備に、エース久保の一発を武器に強さを見せているものの、その3人はいずれも代表選出のため、チームを離れている。ただ、同じくW杯予選に参加する韓国代表のMF柳想鐵とFW安貞桓は4日のナビスコカップまでチームに帯同するとのこと。日本代表選手が不在の横浜FMとしては、韓国代表のふたりの活躍に期待がかかる。

　勝敗を左右するカギは、ズバリ先制点になりそうだ。圧倒的な攻撃力を武器にする浦和としては、先制逃げ切りを図りたいところ。一方、主力不在で苦しいメンバー構成を強いられる横浜FMとしては、序盤の失点を防ぎ、後半勝負に持ち込みたいところだ。勢いの浦和か、安定感の横浜FMか、勝った方が一気に頂点まで突き進む可能性が高い。

　ナビスコカップ準々決勝最大の注目カード、浦和対横浜FMの一戦は、4日18時に埼玉スタジアムでキックオフを迎える。
　
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2004.9.3 Reported by スポマガ WORLD SOCCER