8月29日(日) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第3節
神戸 3 - 4 新潟 (18:02/神戸ユ/10,600人)
得点者:'0 山口素弘(新潟)、'3 オゼアス(新潟)、'14 ファビーニョ(新潟)、'22 平瀬智行(神戸)、'84 エジミウソン(新潟)、'89 播戸竜二(神戸)、'89 エムボマ(神戸)
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台風の接近もあってか、試合前から雲行きの怪しい天気。ピッチには時折、強風が吹き抜ける神戸総合運動公園ユニバー記念競技場での『神戸VS新潟』戦。
ゴールが生まれたのはキックオフかわずかに51秒。新潟のMF寺川のセンタリングを神戸DFがクリア。そのこぼれ球を拾ったMF山口がゴール前中央から思いきりよく放ったシュートが、吸い込まれるように神戸ゴールに突き刺さる。これだけではない。その2分後の前半3分にはMF鈴木の右コーナーキックに対し神戸DFが中途半端にクリアしたボールを元神戸FWオゼアスが左足で決めて2得点目。更に前半14分には、右サイドからFWファビーニョがドリブルでエリア内に持ち込んで3得点目。ホームゲームながらマークの受け渡し、1対1での局面においてまったく気迫が感じられない神戸を後目に、開始わずか15分間で3得点と、新潟がスタジアムを沈黙させる。この3得点によって『守備から攻撃』の形をより徹底させることになった新潟に対し、神戸は攻めあぐねる時間帯が続く。
前半22分にはカウンターからFW平瀬が移籍後初ゴールを右足で決めて1点を取り返す。しかし、以後は相手の堅守の前に、攻撃の形を作り出すというよりは、MFホルヴィらがミドルレンジからシュートを放つのが精一杯。度重なるコーナーキックのチャンスも新潟GK木寺の好セーブもあって活かしきることができず。サポーターにブーイングを浴びせられながら、前半を終了する。
1-3の新潟リードで迎えた後半。ビハインドを負う神戸が攻勢に、2点のリードを守ろうとする新潟が守勢にという分かりやすい試合展開。何とか2点の差を取り戻したい神戸はMF薮田やFW和多田ら、攻撃の枚数を増やす中でチャンスをうかがうが、守備への意識を高めた新潟DFをこじあけることはできず。逆に、カウンター攻撃からわずかなチャンスをゴールに結び付けようという姿勢を見せていた新潟は、後半39分。ペナルティエリア内で寺川のゴールへと向かおうとする姿勢が神戸DFのファウルを誘いPK。これをFWエジミウソンがきっちりとゴール隅に決めて1-4と点差を広げる。神戸も後半44分、右サイドDF小島のセンタリングをFW播戸が頭で決めて1点。さらに、ロスタイムに得たPKをFWエムボマが決めて1点を返し3-4としたものの、追い上げもここまで。
スコアだけ見れば、あるいは放ったシュート数『神戸26に対し、新潟17』を見れば、競ったとか神戸が優位に進めたゲームにも見えがちだが、カウンターサッカーを身上とする新潟に対し、早い時間帯に3ゴールも許してしまえば、相手のサッカーをより際立たせるだけ。神戸の完敗は否めない。「後半2ゴールを挙げられたことは自信にしてもいい」というFWエムボマの言葉も空しく聞こえるだけだった。
以上
2004.08.29 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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