清水 1 - 0 浦和(14:04 日本平) 入場者数 17,146人
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「いくら話しても0−1で敗れたという結果は変わらない。これから大事なのは、いかに気持ちを切り替えて次のグランパス戦に臨むかということである」。試合後、オフト監督はそう言って、会見場をあとにした。
初のステージ制覇をめざす浦和にとっては、あまりにも痛すぎる黒星。「この敗戦はかなり心を傷める敗戦であると思う」(オフト監督)。後半、ふたりの退場者を出した清水を最後まで攻め立てたが、ゴールは遠かった。逆に9人の清水は88分、カウンターから「一発をねらっていた」という安貞桓の3試合連続ゴールで、貴重な勝ち点3を獲得した。
試合は序盤から、硬さの目立つ浦和に対して、ホームの清水が優勢に進めた。9分、鶴見の右クロスにトゥット、35分には平岡の折り返しを安貞桓がそれぞれ頭でねらったが、いずれもGK都築が好セーブ。41分にもトゥットのドリブル突破から、最後はエリア内でボールを受けたフリーの澤登が決定機を迎えたが、これもGK都築の好判断で得点には至らず。
対する、浦和も16分にエリア手前から山田がミドルを放ったがクロスバーを直撃、24分には後方からのフィードに永井が抜け出したが、決定機には至らなかった。
迎えた後半、優勝に向け、どうしても1点が欲しい浦和が攻勢に転じる。そして55分、ゼリッチへのファールでMF澤登が2枚目の警告を受けると、75分にはDF高木も退場処分に。ふたりの退場者を出した9人の清水に対して、数的優位に立った浦和が猛攻を仕掛ける。
しかし、「(清水が)2人いなくなって、勝たなきゃいけないと冷静さを欠いた」(山田)。「サイドを使えず、目蔵滅法に前掛かりに成りすぎた」(オフト監督)。というように、浦和は縦に攻撃を急ぎすぎ、数的優位を活かせず。数的優位を活かすためには、横幅をいっぱいに使ったサイド攻撃が有効だが、それを捨ててしまったのだ。
オフト監督はたまらず、77分にボランチの長谷部に代えて、FW千島を投入。サイド攻撃を促すため、前線を3トップにした。が、一方の9人の清水も2トップの安貞桓、トゥットをピッチに残したまま、GK真田を含めた7人の必死のディフェンスで、浦和に得点を与えない。
そして88分、ゴールは意外な形で清水に生まれた。鶴見のハイクロスをクリアにいった坪井が目測を誤ると、こぼれ玉は安貞桓へ。このチャンスを安貞桓が確実に左足で沈め、勝利は土壇場で清水の手に転がり込んでいった。
悔やんでも悔やみきれない失点。「これまでで、一番悔しい。でも、これを乗り越えないと…」と坪井。また、この日は見せ場なく、ノーゴールに終わった田中も「自分たちの戦い方ができなかった。もう少しゴールに向かっていければ…」と悔しさを滲ませた。
エースのエメルソンを出場停止、守備の要ニキフォロフを肉離れで欠いた浦和だが、退場者ふたりを出した相手を最後まで攻め崩せず、あまりもショックな黒星となった。
2003.11.16 Reported By スポマガWORLD SOCCER
以上
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