両チームの前節の結末は対照的だ。神戸は開始早々から徳島にボールを支配され、いきなり2点ビハインドを強いられる。2失点後も主導権を握られたが、終わってみれば3−2の逆転勝利。内容が良くない中できっちりと勝点3を積上げ、5連勝中と勢いに乗る。
逆に水戸は熊本を終始圧倒しながらも不運なオウンゴールで苦いドロー。試合後の会見で柱谷哲二監督が「選手たちは合格点だったと思います」というコメントを残したように、久々に採用した4バックシステムが機能したものの、最後の精度に課題が残った。
両者の過去の対戦成績は、神戸が5戦5勝の全勝。今季わずか1敗のみ(14勝2分1敗)という絶対的なホームアドバンテージも加味すれば、今節も神戸が優勢という見解になる。河本裕之や相馬崇人などのケガ人が復帰し、選手層に厚みがでてきたという追い風もある。ただ、前節の徳島戦では相手に27本ものシュートを許した。岩波拓也が「J1で27本も打たれたら2失点では済まない」と話すように、J1昇格後を見据えればまだまだ課題は多い。
それを踏まえ、今週木曜には守備にフォーカスした練習メニューを慣行。全体的なボールの奪いどころの確認など、水戸戦を想定してというよりは、自分たちの克服すべき部分の理解を深めていた。その理由について神戸の安達亮監督は「(前々節の)ガンバの時と前節の熊本戦では水戸のフォーメーションも違うしね、どっちで来るかも分かんないので、相手どうこうよりも神戸のサッカーを貫こうと考えて」と説明する。
奇しくも、鈴木隆行という強力なストライカーが前線にいる水戸は、ドウグラスに苦しめられた徳島にやや似ている部分もある。神戸にとってこの水戸戦は、2試合続いた“内容は悪いけど勝った”という現状を振り払う絶好の機会になるかも知れない。
G大阪の結果次第では、第15節以来の首位返り咲きの可能性もある一戦。“J2制覇”を目指す神戸は“結果も、内容も”残すつもりだ。
以上
2013.09.28 Reported by 白井邦彦
J’s GOALニュース
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