第34節12/1(土)開催
明治安田生命J1リーグは、残すところあと1試合。最終節の注目は、3位以内に与えられるACL出場権争いだろう。すでに優勝を決めている川崎Fの来季のACL出場は決定。残り2枚となったアジア行きの切符は、果たしてどのチームが手にするのか。
可能性があるのは2位の広島(勝点56)、3位の鹿島(勝点55)、4位の札幌(勝点54)の3チーム。勝点2差にひしめき合う混戦となっており、その結末は予想がつかない。
最終節では札幌と広島の直接対決が行われる。札幌は勝つしかない状況にある。引き分けでも鹿島が敗れれば勝点で並ぶが、得失点差で大きく劣っているだけに、現実的ではないだろう。一方の広島は勝つか引き分けで、ACL出場権が手に入る。もっとも現在6連敗中と泥沼にはまっており、チーム状態はいいとは言えない。順位的には厳しい状況にある札幌にも、十分に可能性があると言えるだろう。両者は開幕戦で激突し、その試合ではティーラシンのゴールで広島が1-0と勝利を収めている。しかし、初のACL出場を狙う札幌は高いモチベーションでこの試合に臨むだろう。一方、一時は首位を独走し優勝に近づいていた広島にとっては、せめてACL出場を成し遂げたい思いがあるはずだ。シーズンの最後に訪れた直接対決は、両者の運命を左右する大一番となる。
鹿島はホームに鳥栖を迎える。現在、3連勝と勢いに乗っており、チーム状態は最高潮にある。勝てばもちろん、引き分けでも3位以内が決定する可能性が高い。今年アジアの頂点に立った鹿島とすれば、来年の出場権を手にできない状況は避けたいところだろう。もっとも対戦相手の鳥栖は残留争いを強いられているだけに、死に物狂いでこの試合に挑んでくるはずだ。相手の勢いをうまくいなし、勝点を手にする戦いを実現できるか。常勝軍団の真価が問われる一戦となりそうだ。
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注目の選手
孤軍奮闘の活躍でシーズン前半の快進撃を導いた立役者。圧倒的なパワーとスピードで前線に君臨し、豪快なフィニッシュを叩き込む。ここまでリーグ2位の20得点を記録。前節は出場停止となったが、その鬱憤を最終節で晴らせるか。
注目の選手
川崎Fから期限付き移籍加入したテクニカルなアタッカー。鋭い仕掛けと意表を突くスルーパス、パンチのきいた左足シュートも備える。ここ3試合で2ゴールと状態を上げており、スタメンでも途中起用でも結果を出せる貴重な存在だ。
CHECK POINT!!札幌は広島に対して…2試合連続勝ちなし(0勝1分1敗 2017 明治安田J1/28~)
- リーグ戦の前回対戦 2月24日 第1節 〇 1-0
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J1リーグ戦の
過去の対戦成績 6勝1分4敗
※ ホームチームから見た成績となります。
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注目の選手
シーズン途中に加入し、チームの攻撃力向上に大きく貢献。MF登録ながら高い決定力を誇り、主に2トップの一角として出場。多彩なフィニッシュワークからゴールを陥れる。前節の仙台戦でもゴールを決めており、好調を維持する。
CHECK POINT!!鹿島は鳥栖に対して…ホーム試合3連勝中(2015 明治安田J1 1st/4~)
- リーグ戦の前回対戦 3月18日 第4節 ○ 1-0
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J1リーグ戦の
過去の対戦成績 6勝2分5敗