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福岡は首位の座を守れるか。横浜FCvs名古屋は注目の好カードに【プレビュー:明治安田J2 第16節】

2017年5月27日(土) 12:41

福岡は首位の座を守れるか。横浜FCvs名古屋は注目の好カードに【プレビュー:明治安田J2 第16節】

福岡は首位の座を守れるか。横浜FCvs名古屋は注目の好カードに【プレビュー:明治安田J2 第16節】
3位横浜FCと4位名古屋が激突!激戦必至な戦いに注目だ!

昨季のJ1チームである福岡と湘南が首位を争い、名古屋も4位と、実力チームがいよいよ、上位に顔を出してきた。今節もこの3チームの戦いに注目が集まる。

前節2ゴールを決めたウェリントンと松田。今節も攻撃陣の爆発なるか!?
前節2ゴールを決めたウェリントンと松田。今節も攻撃陣の爆発なるか!?

首位の福岡はホームで群馬と対戦。現在4連勝、しかもすべてが完封勝利と隙のない戦いを見せる。前節は金沢に5ゴールの圧勝と勢いはますます加速している。対戦相手である群馬は、21位と下位に沈むものの、現在2連勝と調子を上げている。前節は讃岐に逆転勝ち。粘り強さが出てきており、首位チームと対峙する今節も、臆することのない戦いを示すはずだ。

湘南はホームに山形を迎える。松本に競り勝った前節は持ち前のアグレッシブなスタイルで、スコア以上に内容で圧倒。手応えをつかむなか、今節は再び首位奪取を狙う。対する山形は2連勝中とこちらも状態は悪くない。前節は終了間際のゴールで山口を撃破。引き分けが多かったものの、勝ち切る戦いを実現できているだけに、湘南に対しても勝利という結果を手にしたいところだ。

今節、名古屋が対戦するのは順位表の一つ上をいく横浜FC。この上位対決も注目カードとなる。名古屋は一時期の不調から脱却し、2連勝と調子を上げている。失点の多さは気がかりながら、最多得点を誇る攻撃力は、やはりリーグ随一。そのストロングポイントを打ち出して、3連勝を狙う。逆に横浜FCはリーグ最少失点の堅守が光る。名古屋の攻撃力を封じつつ、素早い切り替えとハードワークを貫き、相手の背後を突いていきたい。

長崎vs東京Vも、好カードとなった。東京Vは前節、京都に敗れ5位に転落したものの、堅い守りは健在。上位に食らいつくためにも、連敗は避けたいところだ。対する長崎は前節、岐阜との激しい打ち合いの末にドローに終わった。攻撃力は魅力ながら、守備に不安を抱える。対照的な両者の一戦は、どちらの特長が上回るのか。見ごたえ十分の一戦となりそうだ。

前節、首位の横浜FCに競り勝った岡山。豊川ら前線のタレントに期待がかかる
前節、首位の横浜FCに競り勝った岡山。豊川ら前線のタレントに期待がかかる

6位と健闘する大分は、ホームで岡山と対戦。前節は町田と引き分けたものの、内容は悪くなく、得点も奪えるようになってきた。さらなる上位進出のためにも、今節は重要な一戦となる。岡山は前節、横浜FCに競り勝ち、復調の気配を漂わせている。豊川 雄太ら前線のタレントが状態を上げているだけに、アウェイでの戦いとは言え攻撃的な姿勢を保ち、勝点3奪取を狙う。

13位と中位に留まる千葉は、愛媛をホームに迎える。大勝を収めたかと思えば、決定力を欠いてドローと、戦い方は安定していないが、とりわけ攻撃面でポテンシャルの高さを感じさせており、今節もリスクを負ったアグレッシブなサッカーを展開するはずだ。愛媛は前節名古屋に敗れ、連勝が3でストップ。今節は巻き返しの一戦となる。守備の安定はあるだけに、いかに得点を奪えるかがカギに。千葉のハイラインの背後を突く、スピーディなアタックで好機を掴みたい。

苦戦が続く松本は、金沢の本拠地に乗り込む。5試合勝ちがなく、現在2連敗中。この苦境をいかに打開していくのか。知将・反町 康治監督の手腕に注目したい。金沢も3試合勝ち星から見放されており、前節は福岡に0-5の完敗。ダメージの大きい敗戦となっただけに、どのように立て直してくるのか。実力上位の松本相手に先手を奪われると厳しくなるだけに、まずは慎重な試合の入り方が求められるだろう。

京都vs岐阜も面白い展開が期待できる。パワフルな前戦をいかすべく、シンプルに攻め込んでくる京都に対し、岐阜は徹底したポゼッションスタイルで攻略を図る。対照的な攻撃スタイルの両者の一戦は、スペクタクルな撃ち合いに発展していきそうだ。

上野 展裕が退任した山口は、リスタートの一戦に。暫定的に指揮を執る猿澤 真治監督の下で、いかなるサッカーを披露するのか。攻撃スタイルを継続しながらも、リスク管理にも気を配り、結果につながるサッカーを体現したい。対する町田は4試合勝利がない。その間3引き分けと、勝ち切れない戦いが続く。こちらも結果が求められる一戦。引き分けを勝ちに持ち込むためにも、戦況に応じてリスクをかける時間帯も必要になってくるだろう。

通算が6勝8分6敗と全くの五分の両者。勝ち越すのは熊本か水戸か
通算が6勝8分6敗と全くの五分の両者。勝ち越すのは熊本か水戸か

熊本はホームに水戸を迎える。前節は千葉と1対1のドローながら、守備に意識を固めつつ速攻からチャンスを生み出す戦い方には手応えを得ている。今節も堅守速攻を貫き、勝点3の奪取を狙う。対する水戸は5試合連続引き分けと、勝利を手にできていない。この5試合で2得点・2失点。守備は安定しているものの、得点力不足が課題に。2試合連続ゴール中の前田 大然にかかる期待は大きい。

最下位に転落した讃岐は、アウェイで徳島と対戦する。前節は先制しながら、群馬に逆転負けと、勝負弱さを露呈してしまった。決して一方的にやられているわけではないだけに、悪い時間帯をいかに耐えきれるかがポイントとなる。流れを踏まえた試合運びを実践し、ボトムゾーンからの脱却を図りたい。徳島も4試合勝利がなく、状態はいいとは言えない。序盤戦の勢いを取り戻したいところだ。“東四国クラシコ”と銘打たれたライバル対決。好転のきっかけを掴むのは、果たしてどちらのチームか。

■各試合の見どころをチェック
山口vs町田
千葉vs愛媛
京都vs岐阜
湘南vs山形
徳島vs讃岐
横浜FCvs名古屋
長崎vs東京V
福岡vs群馬
熊本vs水戸
大分vs岡山
金沢vs松本

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