本日行われるＪユースカップ決勝戦は、プレミアリーグWESTで首位に立つサンフレッチェ広島とプレミアリーグEASTで2位のＦＣ東京との対戦となりました。EASTの首位は青森山田高校なので、本日の決勝戦はＪクラブの東西のトップ同士の対決となります。
準決勝で広島は松本に7-0と大勝し、FC東京は延長の末に京都に2-1と逆転勝ちを収めました。
広島はトップチームと同じく攻撃時には3-4-3、守備時には5-4-1と状況に応じて攻守の配置を使い分けています。ビルドアップからフィニッシュヘ行くまでのストーリーがあり、クサビからの中央突破や、サイドへの展開からの早いクロスによるチャンスメイクでゴールを狙う。非常に完成度の高いチームと言えるでしょう。
一方、FC東京は準決勝で6人の選手がＵ－23チームに編成され、主力を欠く状況でした。今年のFC東京はクラブユース選手権でも優勝し、多くの選手がＵ－23チームでＪ３でのプレーを経験しています。ユース選手の主力が不在ながらも底上げされたメンバーが成長しここまで勝ち上がってきました。
FC東京はGK中心とした堅守から縦に速い攻撃を仕掛ける。特にアタッカーの推進力があり、DFラインの背後への速い動き出しは脅威となっています。また球際への強さがチームの持ち味で、その粘り強い守備で広島を封じることができるかが、注目ポイントとなるでしょう。
攻守に安定感のある広島か、縦の攻撃を武器に底上げメンバーが躍動するFC東京か。あいにくの雨天ではありますが、ワクワクする試合内容を期待しています。
