明治安田生命J2リーグは12日に第41節の11試合が行われ、3位清水が岡山に2-1で勝利した一方、2位の松本が町田に敗れたため、清水が松本を交わして自動昇格圏となる2位に浮上した。
町田のホームに乗り込んだ松本は、序盤に中島 裕希に2試合連続となるゴールを許すと、前半終了間際に仲川 輝人にも決められ2点ビハインドを背負ってしまう。後半に入って66分に高崎 寛之が1点を返したものの、追加点は奪えず。1-2で敗れて無敗記録が16でストップし、3位に転落した。
その松本に代わって2位に浮上したのは清水。ホームに岡山を迎えての一戦は、立ち上がりの16分、相手のオウンゴールを誘発して先制点を奪うと、34分には鄭 大世の7試合連続ゴールが炸裂。65分に豊川 雄太に1点を返されると、終盤に猛攻を受けたものの同点ゴールは許さず。岡山を2-1で下して圧巻の8連勝、勝点を81とし、得失点差で松本を交わして2位に浮上した。一方の岡山は、7位の町田との勝点差が2に縮まり、プレーオフ進出に黄信号が灯っている。
アウェイで千葉と対戦した札幌は、31分に町田 也真人に先制点を決められる苦しい展開も、後半に入って71分に都倉 賢の2試合ぶりのゴールで同点とする。その後何度もチャンスを作ったがゴールを奪えず、引き分けに終わるかと思われた90+5分、内村 圭宏が値千金の決勝ゴールを叩き込み逆転。千葉に劇的勝利を収めて首位を堅持した。なお、札幌は最終戦となる次節、引き分け以上でリーグ優勝が決定する。
C大阪はソウザと田代 有三のゴールで2-1と東京Vを下して4位を確定。京都は愛媛の瀬沼 優司の一撃に沈み、0-1で敗れて5位確定を逃している。
徳島は渡 大生の2発など3ゴールを挙げて群馬を3-0で一蹴。熊本は35分に決まった清武 功暉の1点を守り切り岐阜に完封勝ち。讃岐は長崎に2-1と逆転勝利を収めて残留を決めた。山口vs山形は2得点ずつを奪い合い引き分けに。水戸と対戦した北九州は、2点ビハインドで迎えた90分、ロドリゴのゴールで1点を返すと、その2分後に池元 友樹が同点ゴールを決めて、土壇場で引き分けに持ち込んだ。横浜FCvs金沢は両チーム1点が遠くスコアレスドローに終わっている。
この結果、残留争いは20位の岐阜、21位の北九州、22位金沢の3チームに絞られている。
■試合データ
千葉vs札幌
横浜FCvs金沢
山口vs山形
町田vs松本
京都vs愛媛
北九州vs水戸
熊本vs岐阜
群馬vs徳島
清水vs岡山
東京VvsC大阪
長崎vs讃岐